このおうち、一目見ました時に、
あまりにも、素敵な気配が溢れてたので
鼻息が荒くなりまして、
一旦離れて深呼吸してしまいました。

神戸の港町を見下ろし、
六甲山を背にした場所に、
このおうちはあります。
ほら、この坂道からして
既にドラマチックなもの、感じるでしょう。

石垣の横から続く階段を上がると

何とも言えない、この良き佇まい！
ほんのり異国の風も、
アトリエっぽさも感じる、
空と、庭の緑と相まって、
牧歌的な愛らしさがあります。

積まれた煉瓦、
そしてスイスっぽい雨戸の戸袋が
異国を感じさせたのね。

少し庭の方へ進んでみると
うん、やはりアトリエのような空気感。
なんとも平和で穏やか。
あ、紅葉してる、嬉しいな。

期待に胸が膨らませつつ
艶々、こっくり赤い木の扉を開けますと

これまた素敵に年月を重ねた風の
クラシカルな家具が出迎えてくれます。
間取りはですね、

ええ！随分と広い平屋ですね！
個人的には、11.25帖の洋室と
そこから繋がるスペースが気になります。
きっといい予感…

手のひらにすっぽり収まる
丸いドアノブをキュイッと回して。
ちょっぴり錆び付いてるのも、
飴色の木製ドアも、味わい深い。

思わず歓声を上げてしまう
広さと明るさ、そして異国情緒。
庭の紅葉がまるで絵画のように
窓におさまって。

そしてこの木製の壁。
なかなかお目にかかれません。
あ、外から見えてた、
かわいく並んだ四角い窓６つ。

この窓際は腰掛けスペースかしら、
ここで庭を眺めながら
おしゃべりしてたのかな、
暖炉みたいなスペースにはストーブ置いて
ピアノ弾いたり紅茶を飲んだり…。
そして、ほら、向こうに見える、
いい予感がしてた場所…

やっぱり最高なやつでした！
一面窓、横には和室。
縁側というより、サンルーム。
旅館のあのスペースを
彷彿とさせますよね（好き）。

わ〜、白い木枠の窓辺に
眺望も最高ときました…！

隣の洋室からのギャップがすごい、

堂々たる和室。

あ、やっぱり左側のそこ、好き…。

収納力も半端ないです。
お客さん用のお布団も座布団も
ポンポン入りそう。
和室からはさっきとは違う
庭に繋がっていて…

どうですか、この風情。
石燈籠に池まで。

何より木の柱と庇が可愛いし
庭側から見てみると、

わぁ、理想の平屋の形そのもの…！
絵本から飛び出してきたかのような
可愛い色合い、胸がときめきます。
いくつもの物語が生まれそうな風景です。
この濡れ縁にいつまでもいたい。

和室を出ると、長い廊下。
右手に収納がたっぷり、

左手の洋室は
淡いピンクのお部屋ときました。
渋い和室からの突然メルヘン。
どこまでびっくりさせてくるのでしょう。
そのお隣は洗面所ですが

目に飛び込んでくるガラスブロック！
ところどころに
淡い色ガラスが入ってるのが
たまらない可愛さ。

お風呂場はコンパクトでシンプル。
浴槽と洗面台の間、下の所にも
ガラスブロックある…

ニヤニヤしつつトイレのドアを開けると
ここにもガラスブロック。

ステンドグラス風の窓辺に
ピンクのトイレがファンシー。
えっ！と思うようなこだわりが、
随所にあって、飽きないです。
既にお腹いっぱいなんですが

小さな洋室もまた、
白い壁と窓辺が素敵。
下の小窓も良い〜！
書斎などおこもり部屋にぴったり。
愛でる言葉も尽きてきましたが
最後にキッチンとリビングを。

ここは、広々シンプル、
意外にもプレーンです。

実用性重視といったところでしょうか。
家族の様子を見ながら料理して

大きな窓からは日差しがたっぷり入って。
平和な風景が思い浮かびます。

リビングからはこの眺め。
最後にもう一度外へ。

ここは和室側の庭へ繋がる階段ですね、
わさわさ生えた緑も
何ともいい雰囲気。
まるで一つ屋根の下とは思えないくらい
色々な風景と空気、
そしてこだわりが詰まっていて、
本当に楽しみながら
おうちを建てたんだろうなぁと、
ヒシヒシ感じました。
坂を登って行くのは
少し大変かもしれないけれど

ほら、こんなごほうびみたいな景色も。
自分の帰る場所は、
いつだってご機嫌でいたいですよね。
いや〜、楽しいおうち探訪でした。
ごちそうさまでした。