住居としても、 アトリエとしても。 どちらの使用でもOKな レトロな平屋が、 京都の左京区にありました。

お部屋は8.5帖の洋室。 小さなお庭があるのも うれしいけれど、 やっぱり気になるのは 大きな文字で書かれた 「吹き抜け」。

わぁ…、と思わず 声が出る美しさ。 ここで創作活動をしたら、 アイデアがすくすく 自由に育ちそうです。

考えすぎて思考が ぐつぐつ煮詰まってきたら、 ふぅと肩の力を抜いて 天井を見上げよう。

天窓から降り注ぐ 光を体全体に浴びて、 疲れた目と頭を ゆったりと休ませて。

時間が溶けていく 創作活動の途中でも、 天窓から見える空のおかげで 「もう夕方か」「もう夜か」って 区切りをつけられる気がする。

なんだかちょっぴり、 有名なアニメ映画の 画家さんが住んでいそう。 魔女子さんがパンを届ける、 見ると元気が出る映画。

もくもくと手を動かして 疲れてきたら、 気分転換にまた見たいな。 映画が終わるころには、 なにか新しいことを ピンとひらめくかもしれない。

創作活動に必要な道具は このクローゼットに。 入りきらずにお部屋に 散乱してしまっても、 まぁ大丈夫、大丈夫。

玄関からお部屋まで、 2枚も扉がありますから。 ちょっと人に見せられないな、 というときはピシャリと 扉を閉めてしまえば、 誰にも見られずクリアです。 突然荷物が届いても、 お部屋を見られる心配はなし。

さらにこちらの物件、 ペットのご相談もできます！ ワンちゃんにネコちゃん、 突然外に飛び出したら 大変ですものね。 出かける際は扉を閉めて、 しっかり守ってあげたいな。

洗濯機置き場は お庭の端っこに。 カバーをかけて、 雨風から守りましょ。

洗濯するときは、 天気予報をしっかりチェック。 干すついでに外の気温や 季節の変化を感じて、 世界とのつながりを ゆるゆると取り戻したい。

お腹が空いてきたら、 広めのキッチンで 簡単な料理をチャチャっと。

チャーハンとか、 ひとり鍋とか、 カップラーメンとか。 創作に集中できるように、 収納スペースには インスタントの食べ物を ぎっしり詰め込んでおきたい。

たまに余裕があるときは、 魚焼きグリルで 干物をじりじり焼いたり。 お庭の窓を開けて 風を感じながら食べたら、 疲れた気持ちも回復しそう。

お風呂はシンプルながら、 シャワー派の方にも ゆったりつかる派の方にも 満足してもらえそうな広さ。

トイレはどこか懐かしい。 レトロな洗面台とタイルが そう感じさせるのかな。 日常に溶け込んでいる ゆるっとした雰囲気がいい。

カラカラカラ、と 音が聞こえてきそうな玄関。 「すみませーん」よりも、 「ごめんください」と 呼びかけたくなっちゃうな。

物件は、2020年11月下旬に ご案内開始予定です。 すでにご予約は 受け付けているそうですよ。

ご近所にはこんなに のどかな風景が。 創作活動に集中したい クリエイターさんや アーティストさんに、 ぜひ見つけていただきたいな。

息が詰まりそうになったら、 天井を見上げてくださいね。 すぅ、はぁと 大きく呼吸できそうな 開放感のある吹き抜けと、 空が切り取られた天窓があります。 きっと気持ちがほぐれて、 よしやるぞ！とまた 思えるんじゃないでしょうか。

文・くまのなな 東京都在住のフリーライター。1991年生まれ。漫画と水遊びとおもちが好きです。主にツイッターにいます。 @kmn_nana