
アートの一部として暮らす家
この物件は現在は募集終了している可能性が高いです。過去物件のアーカイブとしてお楽しみ下さい。
ハッと息を飲むような建築美。
そのなかで
自分もアートの一部として
暮らすことができたのなら。
華奢な螺旋階段は
まるでバレリーナの指先のように
ひらりひらりと上階に登っていく。
そうか、ここは
生活するための部屋というよりは
自分がアートの一部となって
暮らす部屋なのだ。
ヨーロッパ旅行で買った
分厚い写真集や
建築雑誌
バサバサと床においても
様になってしまうんだ。
無駄を削ぎ落とした
コンクリートを見ているだけで
心がスーッと整っていくようだ。
カフェバーのような
一人用のテーブルセットを置いて。
透明なガラスに入った氷が
カランと音を立てるのに
耳を澄ませる。
海外のシティホテルのように
真っ白のシャワーカーテンを
用意して。
外からの陽の光を
まろやかに溶かして
部屋の中に導いてくれる。
“普通”のお部屋にはある バルコニーや収納が ついていないという クセはあるものの
削ぎ落として 削ぎ落として 残された美しさのなかに 溶け込んで暮らしてみるのも いいんじゃないかな。
文・よしだゆき 街散策とタイルをこよなく愛するフリーライター。元住宅情報誌編集者。築35年の中古マンションをフルリノベして暮らす2児の母。

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