ヘリンボーンの床が好き。 個性的だけど 上品な感じも 贅沢なのに 気取らない感じも…

そんなヘリンボーンが広がる 大空間に暮らせるとしたら。 きっと一日中 ご機嫌で過ごしちゃうんだろうな。

場所は都営新宿線の一之江駅。 駅からすぐ近くの 好立地です。

間取りは2LDK。 もともとは3LDKだったお部屋を スケルトンにして 一から作ったそうですよ。

どうかしら この玄関。

クールな印象のグレーのタイルと 木の温かみが 交わり合う素敵な空間。

向かって右側には 広々としたシューズクローゼットが。 子どもの三輪車や キックボード キャンプ道具なんかも 入れちゃいましょう。

それに 廊下やシューズクローゼットまで ヘリンボーンで仕上げているなんて 仕事の丁寧さが伝わります。

さぁこの大空間のリビングを どう使う？

アレンジ自在な 真四角のリビングは 思わずご機嫌で くるくる踊りたくなっちゃうな。

ソファとダイニングセットを置いて 贅沢にワンルームとして 使ってもいいし

背の高い収納なんかで ゆるやかに仕切って 2つの空間を楽しむのもいいな。

ネイビーのアクセントクロスの前には 背の低いオープンタイプの 食器棚を置いて お気に入りの器を 大切に並べてみたりね。

「あれもいい」 「これもいいな」 とワクワク妄想が止まらないのは ヘリンボーンの床のおかげだと思うんだ。

濃淡がランダムに組み合わされた ヘリンボーンの床は 主役になれるほどの インパクトがあるのに インテリアをそっと引き立ててくれる。

まるで実力派バイブレイヤー！ なんてね。

大きな革張りのカウチソファを置いて 背の高い観葉植物や 間接照明なんかを飾ったら 最高におしゃれだろうなぁ。

窓際には 一人がけのハンギングチェアを置いて スコンと抜ける空を眺めれば 思わず鼻歌を歌っちゃいそう。

ツヤっとしたタイル張りがかわいい キッチンは インテリアの一部として 溶け込んでいます。

スポットライトも まるでキッチンスタジオみたいでしょ。

ベッドルームだって 妥協せず ヘリンボーンです。

窓際のちょっとしたスペースには 小さな観葉植物を ちょこんと並べても楽しいかもね。

ラフなテイストの グレーのアクセントクロスが 落ち着いた雰囲気を演出します。

もちろん ウォークインクローゼットのなかまで ヘリンボーンですよ。

こちらはもうひとつの居室。 子ども部屋として使うもよし 仕事スペースとして使うもよし。

グレーの壁をバックにして テレビ会議をしたら 一目置かれるかな、なんて。

サニタリースペースも シンプルながら センスがキラリ。

洗面台のボーダータイル さりげない感じも素敵だな。 リビングのテイストに 合わせるように ところどころに木の素材を 散りばめているところも こだわりを感じます。

お風呂もウッディテイストで 落ち着く雰囲気です。 ほっこり、ゆったり、ごゆるりと。

大空間に広がるヘリンボーン。 「あれもいいな」「これもいいな」 と悩むのもワクワクするお部屋。

部屋の隅々まで丁寧に作られた ヘリンボーンを見るたびに 思わずにんまり。 ついご機嫌になってしまいそうですよ。

文・よしだゆき 街散策とタイルをこよなく愛するフリーライター。元住宅情報誌編集者。築35年の中古マンションをフルリノベして暮らす2児の母。