
時を紡ぐ部屋
こちらは過去の物件です。アーカイブとしてお楽しみ下さい。
多くのことを バタバタとこなすのではなく 少しのことでいいから じっくりと味わう。
そんな暮らしを
この部屋で送れたら
どんなに幸せだろうと
思ったのです。
存在感があるけれど 合板の華奢なラインのおかげで 圧迫感はありません。
奮発して買った
紺色の傘や
カーキ色のレインブーツ
指定席ができて
嬉しいな。
ぽわんと優しく灯る
ペンダントライトに照らされて
食卓を囲んだら
ムードある雰囲気に
ちょっぴり照れちゃうかもね。
コーヒーができたかな
というタイミングで
カリカリに焼いたトーストに
バターをじゅわっと
落としましょう。
ブックカフェのように 本をぎっしりと並べるもよし。 実用的に 引き出しを入れて 細々としたものを収納するのもよし。 少しずつ集めた 花瓶のコレクションや 作家さんの作品を 飾るのもいいですね。
「これはどこに入れよう」
と考える時間さえ
愛おしく感じます。
もともとの躯体の上に ざっくりとモルタルで 塗られた壁は 丸ごとアートのような存在感。
背の高い観葉植物を
飾っても
絵になりそうです。
壁は壁紙でなく
塗装仕上げ。
味わい深い質感です。
子ども部屋として 使うのもよし テレワークの 仕事部屋にするのもよし
小さな空間って
秘密基地みたいで
なんだかドキドキしませんか?
ミニマムな洗面台には
レトロなランプが
優しく灯ります。
鏡がついていないので
お好きなものを
選びましょう。
フレームレスの
サークルミラーなんて
どうかしら。
スマホを持ち込むのもいいけれど せっかくなら アロマでも炊いて 目を閉じてリラックスするのも いいんじゃないかな。
あれやこれやと 色々なものに追われるのではなく ひとつのことに 丁寧に向き合いたくなる 上質なお部屋。
ゆったり、じっくり、丁寧に 時を紡いでいくのが 本当の幸せかもしれません。
文・よしだゆき 街散策とタイルをこよなく愛するフリーライター。元住宅情報誌編集者。築35年の中古マンションをフルリノベして暮らす2児の母。

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