ダークブラウンの パインフローリングに、 ぽやりと落ちるオレンジの光。 奥に見えるキッチンが、 なんとまぁかわいらしくて。

ひとつひとつ丁寧に お部屋に置くものを選んで、 大切に住みたくなる。 とりあえずで選んだものを この空間に置きたくないな。 そう思えるお部屋なら、 きっとずっと愛していられる。

リゾートを感じられるように、 使う素材にもこだわって リノベーションしたそうです。 カッチリしすぎず、ゆるすぎず。

間取り図に参考の家具、 住んだ自分を想像できていいな。 このサイズのベッドを置いたら これくらい埋まるのねって、 簡単にイメージできる。

窓の下にすっぽりと はめ込まれた造作家具も、 味わいのある雰囲気で。 長年使いこまれた 風合いがすでにあって、 ものづくりの技術を感じます。

わぉ、もうこの写真の中で、 すてきじゃないところを 見つけるほうが大変だ…。 キッチン側面に 使われているのは、 花ブロックというそうです。 名前もかわいい。

沖縄の建造物でよく 使われているんですって。 細かなところで リゾート気分になるように、 工夫してくれたのかな。

キッチンはササッと 掃除ができるIHコンロ。 スポットライトのような 照明もいいですねぇ。 手元がバッチリ見えます。 ぽっかり空いた足元には、 キッチンに馴染む おしゃれなゴミ箱を置きたい。

ポコンポコンと 空洞が連なるのは、 おもしろい収納？棚？ なんて呼べばいいんだろう。 お部屋に招かれた人、 絶対に「これなに！？」って 聞いてきそうです。

これはなにを置くか 迷っちゃいますねぇ。 旅行先で買った小物を、 空洞のひとつひとつに 並べていくのはどうでしょう。 すべての空洞が埋まったら、 ものすごい達成感がありそう。

お風呂はパッと明るい ホワイトで統一されて。 シャンプーボトルや お風呂の椅子も、 お気に入りを見つけたいな。

トイレの上にある 二段の棚、いい！ 高さも生活に合わせて 変えられそうではないですか…？ ペーパーホルダーや タオルホルダーも シンプルな黒アイアンで、 ちょっとしたところも 抜かりないです。

あぁ、ドーンと広い 玄関も最高です…！ ついつい靴を 買い集めてしまう方、 多いんじゃないでしょうか。 これだけスペースに 余裕があるなら、 棚からあふれた靴を 床に並べておいても まったく邪魔にならなそう。

玄関部分が明るい ライトベージュのおかげで、 スッと続いている ダークブラウンがより映える。 天井のむき出しのダクトが、 ちょっとしたスパイスですね。

場所は東京の「門前仲町駅」。 2020年11月中旬から 申し込みを開始するそうです。 どこか非日常を感じる ゆったりとした空気も含めて、 まるっと受け取ってほしいな。

文・くまのなな 東京都在住のフリーライター。1991年生まれ。漫画と水遊びとおもちが好きです。主にツイッターにいます。 @kmn_nana