かっこいいです。
限りなくミニマルな内装なのに、
このお部屋の主役が何か、とか
どんなインテリアがしっくりくるか、とか
ひとめでわかるから、
これはこれは、いいリノベーション。

天井、黒。いいなあ、締まるなあ。
最初からこうであったかのように
しれっと着こなしていますが、
なかなかに勇気のいる
カラーリングだと思うのです。
黒なのに無骨ではなくて
やさしい感じがするのも
また絶妙なバランス感。

うしろ側も広くて、ほっ。
ほんとうにお部屋の真ん中の
いちばんいい場所にいらっしゃること。
キッチンのまわりを遊び回るように
日々が過ぎてゆくのかな。
包み込むようなカウンターがまた良くて…。

うん、こんなふうにダイニング置きたい。
あたたかい食事の風景が
いつもいつもあるといいな。

お気づきの方も多いと思いますが
仕切りのない大きなワンルームなんです。
加えて収納がないときました。
これはちょっと悩み甲斐がありそう？
いやいや、だからこそ燃えるんですよ。

まずはそう。ベッドをどうするのか。
やはりここしかないですよね。
できるだけニュートラルなベッドを
ソファのように置いてみたりする？
柄違いのクッションをたくさん並べるて
それっぽく見せたりして。

それか折りたたみ式にして
眠る時にだけ出してくる、とか…？
そしたらこの余白を余白のままで
きもちよく残せたりするかな。
ああ、入居が決まってもギリギリまで
ずっと悩んでいそう。
でも、こういうことを考えているときが
いちばん楽しかったりするんですけどね。

玄関には横一面にひろがる土間。
何気なく置いた自転車が
ディスプレイのように見えてきそう。
シックな洋服ポールが佇むのもいい。
靴を置くところがありますね。

あら、サニタリーはおろしたてかしら。
うれしいうれしい。
家はふるいのが好みでも、
水回りはピカピカが好き。

広さまであっていいですねー。
掃除がしやすいといいな。

あら、たまごがもうないな。
そんなときにも安心の
一階はスーパーの建物だそうです。

そういうところまで含めて
あのキッチンのまわりで
めくるめくおいしい日々を送るのが
自然に想像できる、
大きなワンルームでした。