
陽だまりと暮らすメゾネット
こちらは過去の物件です。アーカイブとしてお楽しみ下さい。
土曜日の昼下がり 抱えて買って帰ってきたのは 深い緑の観葉植物。
「そのまま持って帰るんですか?」 と花屋さんで言われたけれど 少しでも早くお部屋に飾りたくて。
三鷹駅から歩いて16分。
音楽を聴きながら
歩くのが私のルーティーン。
最初は遠いかな
と思ったけれど
すれ違う小学生や
歴史を感じる邸宅なんかを
眺めながら歩くのも
案外楽しいんです。
友だちには驚かれるけれど 向こう側の大きな窓と こちら側のガラスで 視界がスコンと抜けて とっても開放的なんです。
アロマキャンドルや コロンとした観葉植物を バスタブに並べれば まるでホテルみたいでしょ。
お気に入りのバッグやジャケットは 階段下のホールに置いた ハンガーラックに吊り下げて。
うんしょ、うんしょと
観葉植物を抱えて2階に上がります。
開放的な吹き抜けの天井に 爽やかな真っ白のシーリングファン 天井まである大きな窓から たっぷり降り注ぐのは やわらかい陽の光。
ここが、陽だまりがある
私だけのお部屋。
「うん、やっぱり君は この部屋にぴったりだ」
もともと植物に 興味があったわけではないけれど この贅沢な陽だまりと 無垢材に包み込まれた空間には もさもさとした緑が 似合うんじゃないかなって思ったの。
窓の近くに植物を寄せて
日光浴をさせたり
気分によって配置を変えてみたり
そんなささいなことが
幸せな日々。
ソファに体を沈めて
映画を観たり
ブランケットを羽織りながら
ゆっくりとハーブティーを飲んだり。
ふかふかのアイボリーの お布団を敷き詰めて 図書館で借りた本を読んだり ご近所の新しいカフェを調べたり… そんなこんなしているうちに うっかり夢の中に 落ちていっちゃうんだ。
ガラスや吹き抜けによって 空気や光が抜けていく感じが 心地よいメゾネット。
陽だまりのなかで 植物を育てたり 気ままに本を読んだり そんなゆっくりとした 時の流れが このお部屋にはあります。
文・よしだゆき 街散策とタイルをこよなく愛するフリーライター。元住宅情報誌編集者。築35年の中古マンションをフルリノベして暮らす2児の母。

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