軽井沢。
避暑地として、別荘地として、
多くの人が一度は憧れを
抱いたことがあるかもしれない場所。
名前を聞くだけで、頭の中に
木漏れ日がチラチラして
爽やかな風が吹き抜けていくような。
そんな、爽やかさと
マイナスイオンが満ちていそうな森の中、
素敵なおうちと出会ってしまいました。

ああ、もうこの佇まいだけで、
きっと素敵。好き！
なんと、家に抱かれるようにして
大きな木が一本立っていますね。

どっしり頼もしい石造りの柱と
立派な木のドアが迎えてくれます。
建てられたのは50年近く前なのですが

「自然の中で過ごすことの価値」を
アートに見立て
再構築した家なのだとか。

玄関入ってすぐの壁にある
八角形のパネルは
一見真っ白に見えて
近づくと立体的な模様が。

古代文字の回文だそう。
古代文字はさっぱりわからないけれど、
白地に白文字、なのがすごく良い。
文字に色がついていたら、
きっとこの軽やかさはないですね。

この立体文字の作品が室内に
８箇所あるそうなので
見つけるのも楽しそうです。

そしてメインスペースである、
リビングダイニング。
溜め息ものの素晴らしさ。
贅沢すぎるほどに大きな窓から見えるのは
緑豊かな木々。

反対側から見ると、この景色。
あちこちの窓の切り取り方の素晴らしさに、
ほぉぉ…となるのは
周りが森だからこそではないでしょうか。
緑が映える窓、緑が映える白壁。
自然な木肌を生かした柱のおかげで
森とひと続きになっているような感覚。
角が切り取られたドアの形も可愛いな。

あぁ、なるほど…
「自然の中で過ごす価値」を実感します。
なんという癒しと潤いの空間。
じっと耳を澄ましていれば
さわさわと木の葉の擦れ合う音が
聞こえてきそうです。

こんなキッチンなら
いつでもご機嫌でいられる気がします。
トーストに目玉焼き、
そんな簡単な朝ごはんでも

ほら、ここで食べれば最高のご馳走！
採れたて野菜のサラダなんかあったら
それでもう、完璧かも…

ダイニングから一歩出たポーチは
まるで緑の中の劇場のよう。
ここで食後の珈琲やお茶を飲むのも
最高の楽しみになりそう…。

ゆったり大きなロフトからの眺めは
思わず深呼吸しちゃう、のびやかさ。

このロフトスペースがまた最高で…
どうですか、こんな寝室。
このベッドで迎える朝を
想像してみてください。
木漏れ日と小鳥のさえずりで
目を覚ましそう。
覚ましてみたい。

そっと隅っこにあるワークスペースは
可愛らしさと、おこもり感に
嬉しくなっちゃう。

爽やかな白い空間から一変して
ググッとシックなサニタリースペース。
ザリッとした無骨な質感の壁がクール。

ほどよい暗さが、
湯船にゆっくり浸かりたい時には
目が休まるというか、
落ち着きますよね…。
そして、ここも窓の向こうに緑。
壁際に棚があるのも嬉しい。

天然の木の枝が使われていて
クールな空間にも温かみが。
どこを見ても自然がある。

この白い空間に合わせて
家具もデザインされているそう。
緑を引き立てつつ
緑が主役のような空間。
新しい生活様式を取り入れ始めた世の中で
ここでワーケーションのような
テレワーク、なんて
選択もありですよね。
と同時にこんな空間に
仕事持ち込みたくない！ていう気持ちも
ものすごくある…。
どちらにしろ、
豊かな緑と静寂に抱かれ
風のそよぐのを感じながら
小鳥のさえずりがBGM、なんて生活、
あまりに贅沢すぎてうっとりするのでした。