えっと、写真の左側のあれ……。
私の見間違いでなければ、
ええ感じの旅館なんかにある、あれですか？

やっぱりそうですよね…！
天井から魚がかかった、囲炉裏。
山あいの風情のある家だとか、
古くからある街道の宿だとか、
そういう場所のものと思っていたのですが
住所を見ると、大阪市。
それも現代的な家にある。

ついつい川魚の塩焼きなんかが
立てかかってるのを想像するのですが、
週末のお楽しみとして
案外ぴったりとくるのかもしれない。
遅く起きた休みの朝の日に
やかんを吊るしてコーヒーを淹れたり、
お取り寄せした海の幸のお鍋を
友達同士で囲んだりだとか。
そうだ、そろそろサンマの季節かな。
想像してみると意外にも浮かんでくる。
うんうん、いいぞ。囲炉裏のある暮らし。

赤くパチパチとした炭が
だんだん小さくしぼむのを眺めながら
日本酒を一杯、また一杯と。
だんだん気持ちよくなってきて
芋虫みたいにずるずると小上がりへ。
ざぶとん二つ折りにした枕を横目に
このまま寝てしまいたいなあ、なんて。
明日も休みだし、いいよね…？
（換気はしっかりしてくださいね）

そんなに毎日囲炉裏ライフはできないよ…
と、お思いの方、わかります。大丈夫。
ふだんのご飯はキッチンカウンターで。

コンパクトでもしっかりもの。
囲炉裏で楽しむ食材も、
平日朝のトーストも
じゅうぶんに用意できますよ。

ここで一旦間取り図を見ていきましょう。
畳の小上がりがあったりして、
案外広いんですね。
二階にも二部屋。

階段を上がると、

廊下とクローゼットを挟んで
両側に二部屋ある。
部屋が隣り合っていないのって大事。

大きな8帖うれしいな。
趣味の部屋にするにも
仕事の部屋にするにも
じゅうぶんすぎる大きさなのです。

反対側は6帖。
こんなふうに、どちらかの部屋は
寝室になりそうですね。

後ろにもじゅうぶんな
スペースのある洗面所があって、

ピカピカきれいなお風呂もある。
清潔で使いやすそ！

ちょっとした小窓がうれしいね。

築50年を越えるそうですが、
そうは見えない、きれいなおうち。

あちこちにある張り紙や、
家具家電付きなところを見るに
お宿からの転用なのでしょうか…？
だからこそ、おもしろい試み。

囲炉裏を使いこなせるかな？と
心配にはなるのですが、
週末にバーベキューするようなもの、
と考えれば、
意外にもありではないですか……？