路地を抜けるとそこは江戸時代でした
この物件は現在は募集終了している可能性が高いです。過去物件のアーカイブとしてお楽しみ下さい。
京都・西陣の京町家の脇にある 知らないと通り過ぎてしまいそうな 細い路地。
トンネルを抜けるとそこは、 と思わず言ってしまった。
路地の先から見える光にワクワクする。
現れるのは、 コの字形の長屋。
築古の長屋を リノベした物件です。
だけど心踊るポイントはそれだけじゃない。 コンセプトが面白いんです。
ここは「江戸時代の京都」を イメージして創られた場所。
路地を挟んだ空間ごと 江戸時代に見立てているんです。 エンタメ感のある物件!
だから一風変わった誂えがあります。 時代劇で見るような張り紙。
井戸端会議にうってつけの古井戸や、 お地蔵さまが作られています。
検索してみると、いまは桜や紅葉が植えられ 暖簾がたなびき、 一層、風情ある空間になっているみたい。
中央の路地を挟んで 宿泊施設棟とコミュニティスペース棟の 2棟が向かい合っているかたち。
宿泊施設は“泊まれる時代劇”『京都西陣ろおじ』と言います。
傘屋や、髪結い処、三味線屋などを イメージしたお部屋があり、 リノベーション監修はなんと 京都の『松竹映画撮影所』の スタッフさんによるもの。
時代劇で見る小道具や変わった加工の看板、 年数を重ねたように見える エイジングされた建具などがあり、 松竹だからこその技術に 触れられる空間でもあります。
今回募集されているのは コミュニティースペース棟。
太い梁と障子が印象的な室内は 広さ約6坪ほど。
シャワーとトイレは共同です。
他のお店はというと、 アクセサリー屋さんや カフェなどが出店されてるみたい。
観光客へのお土産にもなるような 雑貨販売や、 地元の人の憩いの場になるような スペース運営もしやすそう。 古くから織物で栄えてきた この西陣でアトリエを持つのも良いな。 シャワーがあるので アトリエで寝泊まりもできる。
京都の下町と言われる西陣に生まれた 新たなスポット。
こうして年数を重ねた場所を ひと手間かけて活用されていることに 心惹かれます。
文・戸田江美
1991年生まれ。デザイナー。おばあちゃんの仕事を継いで荒川区のマンションの大家をしている。落語が好き。@530e
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