小さな頃夢中になって遊んだ ドールハウス。 今はどこにあるんだろう。 近所の子にあげたのかな。 今も納戸に眠っているのかな。

小さなドールハウスの中には ヨーロピアンな食器や インテリアが溢れていて 「こんなお家に住めたらいいのに」 なんて思っていたんだっけ。

場所は東山線　八田駅。 おしゃれなバルや シフォンケーキ専門店が あるそうですよ。

すぐ近くにある水の広場は 海外の都心にあるオアシスのよう。 サングラスかけて サンドイッチを頬張っちゃったりね。

大通りから1本入ったところに佇む この外観。 女子ならキュン！とくること 間違いなし。 そう、こちらは女性限定の お部屋なのです。

レンガの外壁に アーチの入り口 モールディング加工をされた 真っ白な窓枠に ブルーの扉… まるで、ヨーロッパのアパルトマンのよう。

繊細なデザインの手すりを登って しゃなり、しゃなりと 行きましょう。

お部屋はロフト付きのワンルーム。 リビングは憧れの吹き抜けです。

廊下からかわいさが溢れている！ アイスブルーの腰壁に フェミニンな雰囲気の白いクロス それに、収納の建具だって たまらなくキュート！

さぁ、どうでしょう このリビング！ 昔ちゃぶ台の上で広げていた 夢の世界が そのまま現実になったような空間。

アイスブルーの腰壁は 贅沢にリビング全体に。 キッチンへの入り口や窓の縁 建具までも アイスブルーで統一されて キュートな中にも 爽やかさがあるんです。 それに、吹き抜けにあるのは 憧れのシーリングファンときました。

食事はこちらの カウンターキッチンでどうぞ。 真っ白なスツールを ちょこんと置いて朝食を食べよう。 あのお人形たちみたいに 花柄のティーセットを用意して 紅茶を飲みながら シロップが溢れる パンケーキを食べるの。

真っ白なキッチンで 料理の腕を振るいましょう。 IHの2くちコンロなら お料理の時間も楽しくなりそうです。 ふわっと広がる ギンガムチェックの エプロンも用意しなくちゃ。

ロフトに向かう階段も なんてかわいいのでしょう。

積み木のように重なった小箱には 何を入れようかしら。 小さなサボテンや 目覚まし時計 アンティークのオルゴール あっちかな、こっちの方がかわいいかな なんて考えながら並べていくの。

トントントン、って登った先に現れたのは 6.2帖の秘密基地。 小さな小窓から ほのかに光が入るから リビングとつながっている感じがするんです。

これだけのスペースがあれば 大きめのローベッドを置けちゃうし 真っ白の壁を生かして プロジェクターで映画鑑賞をすることだって できちゃいそう。 もこもこのルームウェアを着て ハーブティーを飲みながら ラブコメディの世界に飛び込むなんて 最高じゃない？

奥にあったのは 広々としたクローゼットです！ 洋服はずらっとポールに吊り下げて ラックにはバッグを並べよう。

昔お人形の着せ替えに 夢中になっていたように こっちが合うかな？ それともこっちかな？ って選んであげるの。

サニタリースペースはシンプルながら シンク周りのタイルがアクセント。 たっぷり入りそうな鏡の裏には メイク用品も収納しようかな。

お風呂だって使いやすそう。 肌寒くなってきたら たっぷりのお湯に肩まで使って アロマを入れて リラックスしたいな。

小さい頃夢見た ドールハウスのようなお部屋。 こんなにかわいい空間なら 恥ずかしがらずに 自分の思いのままに とことんキュートに暮らしてみたいなぁ。

文・よしだゆき 街散策とタイルをこよなく愛するフリーライター。元住宅情報誌編集者。築35年の中古マンションをフルリノベして暮らす2児の母。