ガラスの先はバルコニー？ いえ、リビングなんです なんて言ったら きっと驚くでしょうね。

そう、このお部屋の主役は 至るところに散りばめられた 美しいガラスたち。

普通じゃつまらない。 遊び心を求める大人に 暮らして欲しいお部屋なんです。

場所は南堀江。 あぁ、このレトロな渋い感じ！ マンションの前には 最近話題の「Goodspoon」があるんですって。 ギャップがたまらない。

お部屋は1LDK。 17帖のリビングに ホールとつながる広めのベッドルーム。 カップルでも余裕のサイズ感だけど せっかくなら ゆったりと一人暮らしするのも いいんじゃないかな。

玄関、かなり広めです。 自転車を置いて じっくりメンテナンスするのもいいし DIYの作業場にするのもいい。 真っ白な壁を生かして ギャラリーのように 大きなアートを立てかけるのもかっこいいな。

どうでしょう、この空間。 手前はホールとベッドルーム ガラス戸の向こうはリビングなんです。 全面ガラスの扉で仕切られているから まるでワンルームのようにも 外に面した オープンリビングのようにも 感じられる ちょっと不思議な感覚。

家具を置いたらこんな感じかな。 ほっこり落ち着く 木目のフローリングと キリッと男前なタイル調の 床の切り替えが 素敵でしょ。

クールなリビングには 黒い革張りのカウチソファを どっしりと置いて 古材で作ったローテーブルに 観葉植物なんてどうでしょう。 ブリキ素材のゴミ箱や ラフにペイントされた テレビ台なんかを取り入れて 大人のアジトっぽく遊んでみるのも いいかもしれない。

ポイントは ガラス戸だけじゃないんです。 一面にはガラスブロックが ずらりと並んで 光をキラキラ散らして 柔らかくしてくれる。 天井のかっこいいスポットライトは 夜にとっておいて 昼間は電気をつけずに 陽の光をぜひとも堪能していただきたい。

背面はスタイリッシュな キッチンがあります。 スペースに余裕があるから 間にカウンターテーブルを置いて アイランドキッチンみたいに しちゃうのもアリかもしれない。

リビングから見た ベッドルームはこんな感じ。 右手にもガラスブロックの 窓がついていて あらゆる所から光を取り入れられる。

大きなベッドを置いても 余裕のサイズ感。 開放的なリビングと対象的に おこもり感があるのも 落ち着くなぁ。

収納だって大容量なんです。 奥行きがたっぷりあるから 洋服好きな方も心配ありません。

パウダールームは パキッと鮮やかなスカイブルーです。 こんなに爽やかな空間で 一日をスタートできたら 足取りも軽くなっちゃいそう。

それにこのバスルーム まるで海外のホテルのよう。 インパクトのある大きなバスタブに タイル仕上げの壁や床。 ぽつんと灯るダウンライトも シックな空間を演出してくれる。 扉はもちろんガラス製だから 開放感は言うまでもないでしょう。

あちらこちらに輝くガラスたち。 仕切るような 仕切らないような 曖昧な感じを作り出しているのが このお部屋の魅力。

普通に留まらないで 遊び心がある大人の方に 思い切り楽しんでもらいたいお部屋です。

文・よしだゆき 街散策とタイルをこよなく愛するフリーライター。元住宅情報誌編集者。築35年の中古マンションをフルリノベして暮らす2児の母。