古き良き時代の日本を感じる建具は
無条件に見とれてしまいます。
木組みの格子なんて、うっとり…。
町家、古民家…なのかな。

あらなんと。
意外にも外観は今風だったりして。
現代風長屋、といったところ。

あ、でもほら、すでに
溢れ出ております。
レトロ調ですよね。

やっぱり出てる、というか
出してますよね。
だってこんなクラシックな
部屋番号プレートですもの…。
「伍」と書いているようです。

間取り図、カラフルでかわいいな。
3階建てのメゾネットです。
ここにレトロモダンな
エッセンスがたっぷりで
とにかく様子がいい。

順に1階から見ていきますね。

もう素敵な予感がします。
バイクも置けちゃう広さ。
土間玄関にエアコンがあるなんて、
心躍りますね。
土間でDIYしてたら汗が目に
入る季節はとくに。

あ、箱階段っぽくなってる。
毎日出迎えてくれるのが
この風景って
現実世界から別世界に
帰ってきたみたいで
うれしくなる。

世界観をここまで
作り込むとは。
窓がなんともハイカラで
雰囲気ありますね。
床は杉板なんですって。
我々が知る文豪の部屋って
こんな感じだったのでしょうか。

飾り棚には桔梗の
一輪挿しなんて
いかがでしょう。
備え付けの建具も
立派なもの。

こんなところにもこだわりが。
内部にダウンライト。
なにか飾りがいがありますね。
そうですね…
集めに集めた
大切なこけしを飾ったり…？
ライトを浴びるこけしたちを
心ゆくまで眺めたあとは

戸をパタンとしめて大切に。
ふふ、この取っ手もいいでしょう。

隅っこには畳のコーナーも。
このプチぶりには萌えます。
文机、置きますよね。
そしてごろんと寝転んだ
ちょうど頭のところに
そばがらの枕を置いてさ…。
誰にも内緒のワークスペース。

見上げたら
きっとほんわり照らして
くれるであろう照明が。

そうそう、居室の照明も
素敵なのでした。
懐かしいムードを
さらに演出します。

キッチンはプチ畳コーナーのお隣。
この場所もまたお気に入りで。
居室から独立していると
「おっ？」とうれしくなります。
黙々と調理できるのがいい。

満足の作業スペースに
2くちコンロ。
タイルの具合も床の柄も
ほっこり和で統一。
煮付けに干物にお漬物、
洋食だとオムライスでしょうか。
そんな献立が増えそうな。

壁にぽっかり空いた室内窓も
建具から漏れる
白熱灯のような暖かな灯りも、
なぜだか大正時代に
いざなわれているよう。

3階となると
トントン、タタタ…と
上り下りが大変かなと
思うのだけれど
こんな情緒ある階段なら
優雅に使えるかもしれない。

3階は寝室にいかがでしょう。
暮らしのあれこれが
ピシッと分けられて
いいですよね。
ロフトほど狭くなく。

収納もなかなか。
いかにもクローゼットじゃ
ないところがいいですね。
ベッドの隣に茶箪笥を
置いてみたくなる。

トイレやお風呂は1階に。
床の柄、好きです。

洗面台も風情のあるつくりで。
豆絞りの手ぬぐいが
似合いそうだな。

レトロ調は
大好きだけれど
お風呂は…お風呂だけは…！
安心してください、
きちんと今風です。

こんな長屋が
福岡は博多、堅粕の
下町情緒あふれる
小さな路地に。
タイムスリップしたような
特別な毎日を
どうぞごゆるりと
お過ごしください。