初めて見たときからこの、目が覚めるような
エメラルドグリーンのこと気になってて…。
ちょっとこの色に弱すぎるんですよね……。

玄関からもう感動的なんですもの。
この光が差し込む斜めの線。
天井をとうめいにしちゃうって、そんな。

かと思えば玄関扉まで素敵で。
溶け込むような木の質感もすばらし。
こんなところに帰って来たいです…。

そしてこの部屋なんですよね。
壁紙はこの家のために
調色されたものなんですって。
和紙を使って風合いもあたたか。
浮遊しているような階段は、
これ自体がインテリアのようですね。

そして一番奥にキッチンがきゅっと。
色も質感もシックにまとめてあります。
作業台も広々でうれしいな。

実はこの物件、路地奥にあるお部屋でして。
間取り図を見ればわかるように、
一階に採光が少ないんですね。
それで、暗くなりがちなところを
あの玄関で光を集めるというわけ。
マイナスポイントをときめきに
変えてしまうリノベーションに
今日も感心してしまうのです……。

それを知ると、
この階段の意味もよくわかってくる。
天窓が空いていて、その光が入るよう
抜けた構造になっているんですね。

そして上った先には……え！
ちょっとちょっと、なんなのこれ！
エメラルドの床にアーチって、
ちょっとかわいすぎるんじゃないの…！
壁ではなくて床がとくべつな色だと
一気に別世界のような感じがして、感動。

ちゃんと閉められるアーチ扉の先には和室。
畳縁（たたみべり）がないだけで、
ぐっとモダンな様相ですね。

仕切りや扉はなくすぐ横に洋室。
あ、エメラルドもちゃんとある。
これぞ町家！という梁もあってよかった…。

ベッドを置くのがもったいない気がして
おふとん生活にチャレンジするも、
敷きぱなしになっちゃうんだろうな……
いやいや、がんばるんだ私は！

階段、おりるときもいいんですね。
高い位置の窓、こちら側にもあるんですね。
路地裏ならではのたくさんの工夫。
かわいいし、お勉強にもなるし。

最後にサニタリーを見ていきましょう。
トイレと脱衣所は同室ながらも広々。
うん、わたしこのタイプのが好きだな。

収納いっぱいだし洗面ボウルもいいし…。
わ、よくみたらお風呂がスケなのね！
そのおかげで浴室の窓からの光が
脱衣所にも入ります。

路地奥のイメージを超えてくる町家。
ちなみに、場所もなかなか良くって、
京阪電車で大阪に出るのもすぐだし
京都駅までも自転車ですぐ行けそうだし…。

引っ越したらどんな生活になるのか、
リアルに考え始めたところです……。