ちょっと大人なアノ子が住むお部屋
この物件は現在は募集終了している可能性が高いです。過去物件のアーカイブとしてお楽しみ下さい。
こだわりが強く
自分に似合うものを
よく分かっている友人。
トレンドの服を着ているわけじゃないけれど
サラッと白シャツを着こなしていたり、
ラフに塗ったリップがとても似合っていたり、
オーダーメイドの革の手帳を持っていたり…
そんな彼女のことだ。
「普通のワンルームだよ」
って言ってたけれど、
「きっと何かこだわりがあるはず」
って思ったんだ。
待ち合わせは近鉄上本町駅。
「地下鉄の千日前線と谷町線も
地下で繋がっているからね」
って連絡をくれた彼女。
便利な3wayアクセスの
駅を選ぶあたり、さすがだな。
「ここだよー!」
ブンブン手を振って呼ぶ彼女は
今日は黒いワンピースを着こなしていた。
「便利な駅なんだね」
「近くにはスーパーもあるし、
道が開けて気持ちがいいでしょ。
あそこでは歌舞伎も観られるし
近くに昭和レトロなカフェがあったりね」
家以外にお気に入りの場所があるなんて
素敵だなぁ。
隣を歩く彼女がグンと大人に見えた。
「はい、着いたよ」
築15年というマンションは
まだまだ綺麗で
設備も整っている。
25㎡ほどのワンルーム。
水回りがギュギュッと集約されていて
家事がしやすそうな間取りだ。
「おじゃましま~す」
モルタル調の玄関で
靴を脱ぎ
用意してくれたブルーのスリッパに
履き替える。
「わ!素敵!」
荷物を置く前に思わず
部屋を見渡す。
白を貴重とした
明るい室内に
淡いミントグリーンのアクセントクロス。
ダイニングとリビングの間には
段差があって、まるで別空間。
「ワンルームに思えないなぁ」
「床の色も違うのよ。
こっちは白、
そっちはグレーのカーペット」
冷蔵庫から氷を出して
カランカランとグラスに入れながら
話してくれる。
「天井も高いよね」
「2.6メートルあるの。
ほら、私背が高いからさ」
グラスを両手に持って
背伸びをする彼女。
「キッチンもかわいいね」
「小さいけど、使い勝手いいよ」
大理石風のグレーのキッチンに
黒のシックな水栓が
キリッとお部屋を引き締めて
センスいい。
「あ、これお土産!」
素敵なお部屋に見惚れていて
お土産を渡すのを忘れていた。
こだわり派の彼女が喜んでくれるように
地元で人気のパン屋で
フルーツ入りの
ハードパンを買ってきた。
「ありがとう。ここどうぞ」
キッチンから
にょきっと伸びているテーブルに
案内される。
「ここもキッチンかと思ったら
テーブルなのね」
「うん、普段は散らかってて
ここで課題やったり
食べたり本読んだり…
あ、この前はパン捏ねてたよ」
「…パン作るの?」
また知らない一面を
知った気がした。
「これ、ありがとう。いい香り!」
テーブルに木のプレートを出して
ザクザクと切る。
さっき一緒に買った
サラダやおつまみを出して
女子会のはじまりだ。
リビングには
小さなソファに
ナチュラルテイストのテレビ台。
真っ白なデスクに
ランプが置いてある。
あ、英語の教科書。
英語の勉強してるなんて
知らなかったなぁ。
「こうやってリビングを
見渡せるのいいね」
「キッチンが散らかってても
リビングからは見えないしね」
アイスティーを飲みながら
ふふふ、と
いたずらっ子みたいな顔をして笑う。
「あ、おトイレ借りてもいい?」
シンプルなトイレには
小さなニッチがあって、
モノクロの写真立てと
アロマが置かれている。
どこのだか分からないけれど
すごくいい香り。
この洗面台、かっこいい!
黒の洗面ボウルって
初めて見たかもしれない。
クールでキリッとした感じ、
自分を持っている
彼女らしい。
洗面台の隣の
扉を開けると
小さな収納と
洗濯機があるんだとか。
ワンルームなのに
生活感が見えないわけだ。
「一人暮らし、楽しそう」
「そうね。気ままに過ごせるし、
何でも自分で選んで買えるから
私は好きかな」
彼女の知らない顔をたくさん知って
なんだかさっきよりももっと
大人に見えたんだ。
自分に似合うものを
よく分かっている友人。
トレンドの服を着ているわけじゃないけれど
サラッと白シャツを着こなしていたり、
ラフに塗ったリップがとても似合っていたり、
オーダーメイドの革の手帳を持っていたり…
そんな彼女のことだ。
「普通のワンルームだよ」
って言ってたけれど、
「きっと何かこだわりがあるはず」
って思ったんだ。
待ち合わせは近鉄上本町駅。
「地下鉄の千日前線と谷町線も
地下で繋がっているからね」
って連絡をくれた彼女。
便利な3wayアクセスの
駅を選ぶあたり、さすがだな。
「ここだよー!」
ブンブン手を振って呼ぶ彼女は
今日は黒いワンピースを着こなしていた。
「便利な駅なんだね」
「近くにはスーパーもあるし、
道が開けて気持ちがいいでしょ。
あそこでは歌舞伎も観られるし
近くに昭和レトロなカフェがあったりね」
家以外にお気に入りの場所があるなんて
素敵だなぁ。
隣を歩く彼女がグンと大人に見えた。
「はい、着いたよ」
築15年というマンションは
まだまだ綺麗で
設備も整っている。
25㎡ほどのワンルーム。
水回りがギュギュッと集約されていて
家事がしやすそうな間取りだ。
「おじゃましま~す」
モルタル調の玄関で
靴を脱ぎ
用意してくれたブルーのスリッパに
履き替える。
「わ!素敵!」
荷物を置く前に思わず
部屋を見渡す。
白を貴重とした
明るい室内に
淡いミントグリーンのアクセントクロス。
ダイニングとリビングの間には
段差があって、まるで別空間。
「ワンルームに思えないなぁ」
「床の色も違うのよ。
こっちは白、
そっちはグレーのカーペット」
冷蔵庫から氷を出して
カランカランとグラスに入れながら
話してくれる。
「天井も高いよね」
「2.6メートルあるの。
ほら、私背が高いからさ」
グラスを両手に持って
背伸びをする彼女。
「キッチンもかわいいね」
「小さいけど、使い勝手いいよ」
大理石風のグレーのキッチンに
黒のシックな水栓が
キリッとお部屋を引き締めて
センスいい。
「あ、これお土産!」
素敵なお部屋に見惚れていて
お土産を渡すのを忘れていた。
こだわり派の彼女が喜んでくれるように
地元で人気のパン屋で
フルーツ入りの
ハードパンを買ってきた。
「ありがとう。ここどうぞ」
キッチンから
にょきっと伸びているテーブルに
案内される。
「ここもキッチンかと思ったら
テーブルなのね」
「うん、普段は散らかってて
ここで課題やったり
食べたり本読んだり…
あ、この前はパン捏ねてたよ」
「…パン作るの?」
また知らない一面を
知った気がした。
「これ、ありがとう。いい香り!」
テーブルに木のプレートを出して
ザクザクと切る。
さっき一緒に買った
サラダやおつまみを出して
女子会のはじまりだ。
リビングには
小さなソファに
ナチュラルテイストのテレビ台。
真っ白なデスクに
ランプが置いてある。
あ、英語の教科書。
英語の勉強してるなんて
知らなかったなぁ。
「こうやってリビングを
見渡せるのいいね」
「キッチンが散らかってても
リビングからは見えないしね」
アイスティーを飲みながら
ふふふ、と
いたずらっ子みたいな顔をして笑う。
「あ、おトイレ借りてもいい?」
シンプルなトイレには
小さなニッチがあって、
モノクロの写真立てと
アロマが置かれている。
どこのだか分からないけれど
すごくいい香り。
この洗面台、かっこいい!
黒の洗面ボウルって
初めて見たかもしれない。
クールでキリッとした感じ、
自分を持っている
彼女らしい。
洗面台の隣の
扉を開けると
小さな収納と
洗濯機があるんだとか。
ワンルームなのに
生活感が見えないわけだ。
「一人暮らし、楽しそう」
「そうね。気ままに過ごせるし、
何でも自分で選んで買えるから
私は好きかな」
彼女の知らない顔をたくさん知って
なんだかさっきよりももっと
大人に見えたんだ。
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