家にいることが多くなって、 どうにも運動不足がひどい。 凝り固まった肩や腰を どうにかしないといけません。 暇さえあれば音楽をかけて フラフラと踊っています。

そんな自由なダンススペースに ぴったりだ！と感動してしまった、 22.5帖の広々したリビング。

文字が少しだけ ぽや～としておりますが、 リビングにはカウンターと ダイニングテーブルがあります。 そのふたつのスペースを除いても、 十分すぎるほどの自由空間。

間取りは1LDKなんですが、 使いようによっては 2LDKにもできそうです。

フリーダムな一人暮らしでも、 ワイワイとした二人暮らしでも。 どちらにもぴったりと 合わせてくれそうな作り。

シックな黒い天井に ポツポツと灯る照明が、 なんとなくスポットライトに 見えなくもない。

ダンスが上手じゃなくても、 ひとりだったらぜーんぜん 恥ずかしくありませんしね。 腕と足をバタバタさせて、 肩甲骨あたりをグルグル回す。 リモートワークで溜まった疲れを、 音楽にのせてまるっと 手放していけたらすてき。

お部屋全体はセンスのいい カフェの雰囲気で リノベーションされて、 キッチンも洗練されたデザイン。

2くちコンロに、 流しのところに付いているのは タオルハンガーでしょうか。 ワイルドにお洋服で拭かないように、 キッチンに合うシンプルなタオルを いつもぶら下げておきたい。

作業台が足りないときは、 くるっと振り向けば どどんと大きなカウンター。 しかも2つのコンセント付き。

ありがたいなぁ。 フードプロセッサーを使うとき、 近くにコンセントがないと ものすごく不便で （なんでないのか…）と 鼻息が荒くなってしまうから。

カウンターの高さにあった 椅子を購入すれば、 ここが机の代わりにもなる。 ホットプレートを使って、 カウンターで豪華に お家焼き肉を開催してもいいな。

4.5帖の洋室は、 ゆっくり眠る部屋として 独立している感じがいい。 余計な物は持ち込まずに、 ベッドだけをポンと置きたい。

この部屋に入ったら眠ります！と 自分に覚え込ませて、 寝つきをよくするのが狙いです。

間取り図の右側に、 ちょんと付いていた こちらのスペース。 リビングに繋げてもいいし、 ひとつのお部屋として 書斎なんかにしてもよさそう。

クローゼットがない物件なので、 贅沢に衣裳部屋にするのも 胸がときめきます。

黒いアイアン風のラックを置いて、 まるっと見える収納に。 大きな鏡も立てかけて、 アパレルショップみたいな 空間にするのはどうかなぁ。

バッグやアクセサリーも 自分好みにきれいに並べたら、 洋服や小物類を選ぶだけで 小さなご褒美をもらっている 気分になるだろうな。

サニタリーはまるで ホテルに宿泊している気分。 あんなにおしゃれな蛇口を、 よくぞ見つけてきてくれました…。

鏡が横長になっているのも、 日本の洗面台だと 珍しいのではないかしら。 なんとなく、縦長の鏡が 多いイメージがあります。

これまた洗練された デザインのバスルーム。 バス用品を置けるラックが 備え付けられているのも、 ありがたい心遣いです。

トイレはバッチリ 温水洗浄便座付き。 にょーんと上に伸びる 配管すらおしゃれに見える。

玄関でうれしいなと思ったのは、 左側にあるさりげない目隠し。 キッチン周りが盛大に 散らかっていても、 宅配の方たちにチラリと 見られる心配がないのは、 大変心強いです。 ありがとう、ありがとう。

玄関だけで会う方たちには、 このおしゃれな照明が バッチリ似合う人のような すました表情を作って、 優雅に対応しますことよ。

見た目もおしゃれな アロマディフューザーを 棚に並べちゃったりして、 ふわっといい香りで お出迎えもしようかな。

とってもおしゃれな空間だけど、 入り込む隙がない ツンとした感じではない。 味わいのある色合いの フローリングのおかげで、 全体的なトーンが やわらかくなっているのかも。

洗練された気分になりたいときは、 お部屋の力を借りておすまし顔。 ブラックコーヒーを豆から淹れて、 ブラウンの革張りソファで コクリと飲んだりして。

ちょっと力を抜きたいときは、 22.5帖の空間を使って くるくる踊ったり、 回ったり、すべったり。 どんな姿を見せたって、 きっとお部屋のほうから しっくり馴染んでくれると思うな。

文・くまのなな 東京都在住のフリーライター。1991年生まれ。漫画と水遊びとおもちが好きです。主にツイッターにいます。 @kmn_nana