
心和む、緑に包まれて。
この物件は現在は募集終了している可能性が高いです。過去物件のアーカイブとしてお楽しみ下さい。
乗り慣れた田園都市線。
降りたのは緑豊かな池尻大橋駅。
「大丈夫?辿り着けるの?」
地図をグルグル回して
新居の場所を探す私に、母が言った。
「確か、公園の隣だから」
緑の方に進んでいくと、
見えてきたのが私たちの新居。

出典: www.tatodesign.jp
つい先日結婚式を挙げた私は、
30年近く住んだ実家を離れて
この家に彼と住むことになった。

出典: www.tatodesign.jp
「素敵なアーチね」
管理が行き届いている
綺麗なエントランスを通り
3階に向かう。

出典: www.tatodesign.jp
間取りは1LDK。
約43㎡と2人暮らしには
ちょうどいいサイズのお部屋。

出典: www.tatodesign.jp
玄関に敷き詰められた
モスグリーンのタイル。
ちょっぴりレトロで
こなれたカラーがとっても好み。
「あら、収納多いのね。いいわぁ」
「実家の靴も私が出たら減るでしょう?」
ふと、靴に溢れた実家の
古い玄関を思い出す。
当たり前のように帰っていた
あの玄関には、もう私の靴はないのか。

出典: www.tatodesign.jp
廊下の壁も、一面モスグリーン。
壁紙じゃなくて
木張りに塗装されている感じも
丁寧な作りでほっこりする。

出典: www.tatodesign.jp
「いらっしゃい。先に着いちゃった」
リビングに入ると
ひょっこり彼が現れた。
「緑が見えて、良いお部屋ね」
「隣は世田谷公園なんですよ」
ベランダの窓から見えるのは
緑、緑、緑!
秋になったら赤く色づいて
春になったら鳥の声が聞こえて…
季節を感じながらこの部屋で暮らすんだ。
そう思ったら、
実家を離れる寂しさがじんわり癒やされた。
「この床、憧れちゃうわ」
「無垢材でできてるんだって」
リノベーションされたこのお部屋は
廊下から居室まで
床は無垢のオーク材でできている。
ジメジメした夏は裸足で
サラッとした質感を味わおう。
床にゴロンと寝転がって
全開の窓に風鈴でも飾って
夕涼みしたら気持ちが良いだろうなぁ。

出典: www.tatodesign.jp
「ダイニングテーブルは右側の壁沿いで
ソファは左側かな」
手で四角を描きながら、彼が言う。
2人で選んだ小さなダイニングセットも
そろそろ届く頃だろう。
壁に向かってソファを置いて
ダイニングとの仕切りにするのもいいなぁ。
ちょっと奮発した茶色い皮のソファ、
やっぱり無垢の床にぴったりだ。
2人でパジャマでゴロゴロしながら
映画を観るの、ずっと夢だったんだ。

出典: www.tatodesign.jp
振り返ると、
このお部屋の決め手だった
キッチンスペース。
「このキッチン、カフェみたいねぇ!」
母が目を丸くしてはしゃぐ。
マットな質感のモスグリーンの壁の中は
おこもり感あるキッチンスペース。
リビング側には
小さなカウンターがある。
コンセントがあるから
ちょっとパソコン作業をしたり
バーのようにお酒を飲んだり
料理をしている間
座っておしゃべりをしたり…
平日は忙しい私たちだから
何かをしながら色んな用途で使える
ちょっとした空間が
嬉しかったりする。
アイアン付きのニッチも気が利いている。
カフェのように
インテリア雑誌やアートを飾りたいな。
2人で旅行した国の
スノードームを並べるのも
いいかもしれない。

出典: www.tatodesign.jp
モスグリーンの空間に入ると
なかにあるのはシンプル。
ツヤっと輝くキッチントップに
真っ白のタイルの壁が爽やかだ。
小窓からリビングが見渡せて
おこもり空間だけど
ゆるりと繋がる感じ、ちょうど良い。
横にはガラス扉があって
陽の光をほどよく採り入れてくれる。
「ちゃんと料理できるかしらね」
「このキッチンなら頑張れるって」
料理は得意ではなくて
彼の方が上手だけれど。
心配する母が
夜な夜な調味料やら
調理器具やらを
段ボールに
詰めてくれていたのを思い出す。

出典: www.tatodesign.jp
寝室は3.2帖の小さなお部屋。
新調したシンプルなダブルベッド、
なんとか置けるかな。
廊下にあった
モスグリーンのドアの向こうは
サニタリースペース。

出典: www.tatodesign.jp
トイレの床も
玄関と同じモスグリーンのタイル。
ホワイトの目地が
濃いグリーンを引き立てて
シックでおしゃれな空間。
小さな手洗いスペースは
朝の身支度にも使えそう。
「あら、実家のお風呂よりずっと広いわぁ」
「えへへ、いいでしょ?」
綺麗で広々としたバスルーム。
使う前からワクワクしてくる。
「じゃあ、そろそろお暇するわね」
「もう?まだ荷物届いてないのに」
ハンドバッグを持って
玄関に向かう母を追いかける。
「いいお部屋で安心したわ。頑張ってね」
色々伝えたいのに、
喉の奥がツンとして言葉が出ない。
2人で来た道を
1人で歩く母の後ろ姿を思うと
ぎゅーっと胸が締め付けられる。
「荷物が届くまで時間があるから
散歩でもしようか」と彼が言う。

出典: www.tatodesign.jp
隣にある世田谷公園。
大きな噴水の周りは涼しくて
気持ちが和んでいくのが分かった。

出典: www.tatodesign.jp
木漏れ日が爽やかな緑道は
私たちの散歩コースになるだろう。
小さな女の子を連れた女性が
腰をかがめて手を繋いでいる。
「いい街だね」
「うん、やっぱりここを選んでよかったね」
家に戻ると、
ちょうどトラックが到着したところだった。
心が和む緑に包まれたこのお部屋が
今日から私たちの暮らす場所。
降りたのは緑豊かな池尻大橋駅。
「大丈夫?辿り着けるの?」
地図をグルグル回して
新居の場所を探す私に、母が言った。
「確か、公園の隣だから」
緑の方に進んでいくと、
見えてきたのが私たちの新居。

つい先日結婚式を挙げた私は、
30年近く住んだ実家を離れて
この家に彼と住むことになった。

「素敵なアーチね」
管理が行き届いている
綺麗なエントランスを通り
3階に向かう。

間取りは1LDK。
約43㎡と2人暮らしには
ちょうどいいサイズのお部屋。

玄関に敷き詰められた
モスグリーンのタイル。
ちょっぴりレトロで
こなれたカラーがとっても好み。
「あら、収納多いのね。いいわぁ」
「実家の靴も私が出たら減るでしょう?」
ふと、靴に溢れた実家の
古い玄関を思い出す。
当たり前のように帰っていた
あの玄関には、もう私の靴はないのか。

廊下の壁も、一面モスグリーン。
壁紙じゃなくて
木張りに塗装されている感じも
丁寧な作りでほっこりする。

「いらっしゃい。先に着いちゃった」
リビングに入ると
ひょっこり彼が現れた。
「緑が見えて、良いお部屋ね」
「隣は世田谷公園なんですよ」
ベランダの窓から見えるのは
緑、緑、緑!
秋になったら赤く色づいて
春になったら鳥の声が聞こえて…
季節を感じながらこの部屋で暮らすんだ。
そう思ったら、
実家を離れる寂しさがじんわり癒やされた。
「この床、憧れちゃうわ」
「無垢材でできてるんだって」
リノベーションされたこのお部屋は
廊下から居室まで
床は無垢のオーク材でできている。
ジメジメした夏は裸足で
サラッとした質感を味わおう。
床にゴロンと寝転がって
全開の窓に風鈴でも飾って
夕涼みしたら気持ちが良いだろうなぁ。

「ダイニングテーブルは右側の壁沿いで
ソファは左側かな」
手で四角を描きながら、彼が言う。
2人で選んだ小さなダイニングセットも
そろそろ届く頃だろう。
壁に向かってソファを置いて
ダイニングとの仕切りにするのもいいなぁ。
ちょっと奮発した茶色い皮のソファ、
やっぱり無垢の床にぴったりだ。
2人でパジャマでゴロゴロしながら
映画を観るの、ずっと夢だったんだ。

振り返ると、
このお部屋の決め手だった
キッチンスペース。
「このキッチン、カフェみたいねぇ!」
母が目を丸くしてはしゃぐ。
マットな質感のモスグリーンの壁の中は
おこもり感あるキッチンスペース。
リビング側には
小さなカウンターがある。
コンセントがあるから
ちょっとパソコン作業をしたり
バーのようにお酒を飲んだり
料理をしている間
座っておしゃべりをしたり…
平日は忙しい私たちだから
何かをしながら色んな用途で使える
ちょっとした空間が
嬉しかったりする。
アイアン付きのニッチも気が利いている。
カフェのように
インテリア雑誌やアートを飾りたいな。
2人で旅行した国の
スノードームを並べるのも
いいかもしれない。

モスグリーンの空間に入ると
なかにあるのはシンプル。
ツヤっと輝くキッチントップに
真っ白のタイルの壁が爽やかだ。
小窓からリビングが見渡せて
おこもり空間だけど
ゆるりと繋がる感じ、ちょうど良い。
横にはガラス扉があって
陽の光をほどよく採り入れてくれる。
「ちゃんと料理できるかしらね」
「このキッチンなら頑張れるって」
料理は得意ではなくて
彼の方が上手だけれど。
心配する母が
夜な夜な調味料やら
調理器具やらを
段ボールに
詰めてくれていたのを思い出す。

寝室は3.2帖の小さなお部屋。
新調したシンプルなダブルベッド、
なんとか置けるかな。
廊下にあった
モスグリーンのドアの向こうは
サニタリースペース。

トイレの床も
玄関と同じモスグリーンのタイル。
ホワイトの目地が
濃いグリーンを引き立てて
シックでおしゃれな空間。
小さな手洗いスペースは
朝の身支度にも使えそう。
「あら、実家のお風呂よりずっと広いわぁ」
「えへへ、いいでしょ?」
綺麗で広々としたバスルーム。
使う前からワクワクしてくる。
「じゃあ、そろそろお暇するわね」
「もう?まだ荷物届いてないのに」
ハンドバッグを持って
玄関に向かう母を追いかける。
「いいお部屋で安心したわ。頑張ってね」
色々伝えたいのに、
喉の奥がツンとして言葉が出ない。
2人で来た道を
1人で歩く母の後ろ姿を思うと
ぎゅーっと胸が締め付けられる。
「荷物が届くまで時間があるから
散歩でもしようか」と彼が言う。

隣にある世田谷公園。
大きな噴水の周りは涼しくて
気持ちが和んでいくのが分かった。

木漏れ日が爽やかな緑道は
私たちの散歩コースになるだろう。
小さな女の子を連れた女性が
腰をかがめて手を繋いでいる。
「いい街だね」
「うん、やっぱりここを選んでよかったね」
家に戻ると、
ちょうどトラックが到着したところだった。
心が和む緑に包まれたこのお部屋が
今日から私たちの暮らす場所。

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