タイルと運命的な
出会いをしたのは
21歳の時。
旅行で訪れたポルトガルだった。
教会や駅舎にも使われる
ブルーのタイル「アズレージョ」は、
見る人を虜にしてしまう
美しさだった。
どこかレトロで
1つとして同じものはない。
何度見ても魅了されるのが
タイルの魅力だと思うのです。

曙橋から歩いて2分、
大通り沿いに建つ
ひときわ異彩を放つ物件。
アーティスティックで
ちょっぴりエキセントリック。
バルセロナのグエル公園を
彷彿とさせる雰囲気です。

エントランスも独特。
縦に並んだポストも
“普通じゃない”期待感が高まります。
ブルーのタイルで装飾された
シンメトリーの柱がお出迎え。

ほら、よく見たら階段も、
1段ごとにタイルのデザインが違うんですよ。
ついつい見とれちゃいます。

あら、共用廊下も素敵！
各フロアを彩る
タイルもデザインが違うんですって。
これだけのこだわりが
実現しているのは、
タイルや雑貨を
輸入販売しているオーナーさんが
自ら改修をしているからだそう。

今回のお部屋がある4階の廊下は
黄色のラインがかわいい暖色系。
ラフに塗装された白い壁と
ゆらっと吊り下がるペンダントライトが
不思議な印象。

16㎡のコンパクトなワンルーム。
間取り図はとてもシンプルだけど、
やはり居室もタイルで
彩られているのかな。ドキドキ…。

玄関はアイボリーのタイルに
花柄の模様がなんともキュート。
お土産の絵付けタイルのような
手作り感にほっこりします。
フラットだけど、
タイルのデザインで
エリアをゆるりと分けているんですね。

あぁ、愛しのテラコッタタイル！
素朴な質感と温もりのある色合い。
あえて不揃いのタイルを敷き詰めた感じ、
好きだなぁ。

天井に煌めくシャンデリアは
オーナーさんが輸入したものでしょうか。
ゴールドにろうそくのような温かい灯りが
ロマンティック。

こぶりなお部屋だけど
2面に窓があるから採光もしっかり。
小さなベッドを窓際に置いて
ソファ代わりに座ってコーヒーを飲んだり
ゴロゴロしながら雑誌を読んだり。
旅している時のように
自由気ままに過ごしたい。

バルコニーにも素敵なブルーのタイルが！
大きな絵をシャッフルしたようなデザイン。
ピースを組み合わせたら
どんな絵が出来上がるのかしら。

繊細なアイアンワークも
まるで海外のビンテージマンションみたいで
とっても素敵。

玄関側にある
造作キッチンもこだわり満載です。
白いツヤっとしたタイルに
アクセントのライン。
こんなキュートなキッチンで
ジュジュっとオムレツ焼いたり
夏野菜でラタトゥイユを煮込んだり…
いつもの料理も格上げしちゃいそう。

ムラがある塗装が味わい深い壁に
ところどころデザインタイルが
施されているのも愛らしい。

壁面には収納もたっぷり。
扉の木の質感が
素朴で心和むなぁ。

バスルームはエキゾチック！
テラコッタのタイル張りの床に
置型の猫脚バスタブ。
まるで一枚の絵画のよう。
優雅にパックをしながら
ゆったりと浸かったら
明日への活力が湧きそう。

洗面も造作でとても素敵です。
個性的なタイルをあしらった鏡に
陶器の洗面
壁一面に施された腰高のタイル。
目地までテラコッタ色なところ、
オーナーさんのタイルへの愛を感じます。

何度見ても愛らしくて
何度でも魅了される
タイルの世界。
そんな、たった1つのワンルームに
迷い込んでみませんか。