爽やかなリバーサイド・ラン
この物件は現在は募集終了している可能性が高いです。過去物件のアーカイブとしてお楽しみ下さい。
初めての一人暮らしは
川沿いにある部屋だった。
職場が近くだったから、
学校を卒業してもしばらくは
実家に住んでいたけれど
「あんた、そろそろ一人暮らししんさい」
と母さんからの後押しもあって
実家から自転車で行き来できる
ところに部屋を借りた。
一人暮らしと言えど、
いざとなればすぐに実家にも帰れるし
気楽なものだ。
そうして
6帖のワンルームで新しい生活が始まった。
コンパクトな間取りだけど
窮屈さは感じない。
バルコニーから入る
爽やかな風が部屋中に
抜けていって
とっても気持ちいいからだ。
視界が開けていて
開放感のある眺めがお気に入りだ。
朝起きて顔を洗うと、
まずはこの景色を眺めながら
歯磨きをして1日が始まる。
川沿いに面している
小窓の壁に沿って
シングルベッドを置いてみた。
実家は近いし
必要なものはその都度取りに帰るよ。
と言って、
最小限の家具だけ持ってきた。
これからは自分で掃除もしないといけない。
だから余分なものは持たずに、
スッキリしていた方が手入れも楽だろう。
ちょっとしたパソコン作業や
ご飯を食べる時は
折りたたみのローテーブルが便利。
必要な時以外は
コンパクトに収納できるので
ワンルームの部屋では
とっても活躍してくれる。
収納スペースがないので
ネットで注文した
スチールラックを組み立ててみた。
検索欄の一番上に出てきた
「奥様の簡単スッキリ収納術」
という動画を観ながら、
見よう見まねで
衣類や生活用品などを収納してみた。
どうも衣類が上手くたためず
ごちゃごちゃ感が残っている。
今度、実家に帰って母さんから教わろう。
壁紙のホワイトカラーが
この部屋の基調になっているけれど
キッチンだけは
グリーンのタイル。
かわいくて気に入っている。
一人暮らしにまだ慣れない僕には
毎日の自炊は楽しみだけど
続けられるか不安でもあった。
母さんからは
「緑の野菜は少々高くても買って、
しっかり食べなさいよ」
と念を押された。
大丈夫。
グリーンのタイルを見て、
いつも母さんの
言葉を思い出しているよ。
実家を出る時に
男だったら、1つくらい持っておいて
困ることはない。
と言って
父さんが持たせてくれた大きな中華鍋。
1口コンロに中華鍋なんて置いたら
他に何もできないと思っていた。
だけどしばらく使ってみて中華鍋は、
「炒める」「煮る」「焼く」「揚げる」
の全てがこなせる万能鍋だと分かった。
父さん、
普段は口数の少ない寡黙な人だけど
アドバイスはいつも的確だな。
サニタリーは
お風呂とトイレと洗面台が
一緒になったユニットバス。
綺麗好きの僕が一番
清潔にしているところ。
お風呂に入ったあとは
まるっとそのまま洗えるがうれしい。
建物の外観は
レトロな感じで、
落ち着いた雰囲気が気に入った。
僕の部屋は最上階の7階、
角部屋の特等室だ。
毎朝まだ少し暗いうちから
僕の1日は始まるんだ。
そう、夜明けの
リバーサンドのランニングが
最高に気持ちいい。
そうだ。
父さんが、休みの日にでも
車を洗って欲しいって言ってたな。
ランニングついでに
実家に戻って、手伝ってあげよう。
それから
母さんの昼ごはんも食べて帰ろう。
良い休日だな。
だけど、この調子だと
僕のひとり立ちは
まだまだ先になりそうだな。
川沿いにある部屋だった。
職場が近くだったから、
学校を卒業してもしばらくは
実家に住んでいたけれど
「あんた、そろそろ一人暮らししんさい」
と母さんからの後押しもあって
実家から自転車で行き来できる
ところに部屋を借りた。
一人暮らしと言えど、
いざとなればすぐに実家にも帰れるし
気楽なものだ。
そうして
6帖のワンルームで新しい生活が始まった。
コンパクトな間取りだけど
窮屈さは感じない。
バルコニーから入る
爽やかな風が部屋中に
抜けていって
とっても気持ちいいからだ。
視界が開けていて
開放感のある眺めがお気に入りだ。
朝起きて顔を洗うと、
まずはこの景色を眺めながら
歯磨きをして1日が始まる。
川沿いに面している
小窓の壁に沿って
シングルベッドを置いてみた。
実家は近いし
必要なものはその都度取りに帰るよ。
と言って、
最小限の家具だけ持ってきた。
これからは自分で掃除もしないといけない。
だから余分なものは持たずに、
スッキリしていた方が手入れも楽だろう。
ちょっとしたパソコン作業や
ご飯を食べる時は
折りたたみのローテーブルが便利。
必要な時以外は
コンパクトに収納できるので
ワンルームの部屋では
とっても活躍してくれる。
収納スペースがないので
ネットで注文した
スチールラックを組み立ててみた。
検索欄の一番上に出てきた
「奥様の簡単スッキリ収納術」
という動画を観ながら、
見よう見まねで
衣類や生活用品などを収納してみた。
どうも衣類が上手くたためず
ごちゃごちゃ感が残っている。
今度、実家に帰って母さんから教わろう。
壁紙のホワイトカラーが
この部屋の基調になっているけれど
キッチンだけは
グリーンのタイル。
かわいくて気に入っている。
一人暮らしにまだ慣れない僕には
毎日の自炊は楽しみだけど
続けられるか不安でもあった。
母さんからは
「緑の野菜は少々高くても買って、
しっかり食べなさいよ」
と念を押された。
大丈夫。
グリーンのタイルを見て、
いつも母さんの
言葉を思い出しているよ。
実家を出る時に
男だったら、1つくらい持っておいて
困ることはない。
と言って
父さんが持たせてくれた大きな中華鍋。
1口コンロに中華鍋なんて置いたら
他に何もできないと思っていた。
だけどしばらく使ってみて中華鍋は、
「炒める」「煮る」「焼く」「揚げる」
の全てがこなせる万能鍋だと分かった。
父さん、
普段は口数の少ない寡黙な人だけど
アドバイスはいつも的確だな。
サニタリーは
お風呂とトイレと洗面台が
一緒になったユニットバス。
綺麗好きの僕が一番
清潔にしているところ。
お風呂に入ったあとは
まるっとそのまま洗えるがうれしい。
建物の外観は
レトロな感じで、
落ち着いた雰囲気が気に入った。
僕の部屋は最上階の7階、
角部屋の特等室だ。
毎朝まだ少し暗いうちから
僕の1日は始まるんだ。
そう、夜明けの
リバーサンドのランニングが
最高に気持ちいい。
そうだ。
父さんが、休みの日にでも
車を洗って欲しいって言ってたな。
ランニングついでに
実家に戻って、手伝ってあげよう。
それから
母さんの昼ごはんも食べて帰ろう。
良い休日だな。
だけど、この調子だと
僕のひとり立ちは
まだまだ先になりそうだな。
いま募集中の物件一覧
お部屋探しに!今空いている物件だけを絞り込んで探せます
詳しくはこちら