鉢植えが並ぶ緑のテラス 〜憧れで終わらないあたらしい暮らし
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アフターコロナ、 ウィズコロナといわれる中、 戸惑いの毎日で発見した 自分が暮らしの中で 大切にしたいこと。
コロナの流行を経験したからこそ 気づけたことがある。 そんな自分に合う物件に暮らせたなら、 もっと楽しくなりそうですよ。
在宅勤務ができるようになってから 家にいる時間が増えて 気まぐれに プチトマトの苗を育て始めた。
1週間後に黄色い花が咲いた時 思わず「やった」と声が出た。 それが思いのほかうれしくて アボカド、ひまわり、あさがお 家にあった種を 手当たりしだいに植えた。
家にいる時間も増えたのだし 増えに増えた鉢植えにも 背中を押されて それならばと引っ越した。 憧れだった葉山へと。 都心に住んでいた時より 少しだけ広い1LDK。 相棒の鉢植えを 並べるのにぴったりの 広い庭が決め手だった。 都心に住んでいる頃は 家を出るギリギリの時間まで 布団に潜り込んでいた私が 早朝から庭で 水やりするようになるなんて。 自分が一番びっくりしてる。
芝生の葉先にまとわりついた朝露が 歩くたびに跳ね上がって 足の甲にぱちぱち当たり ぼうっとした頭が ゆっくり冴えてくる。 在宅ワーク用に デスクは窓辺に置いた。 複合機や本棚も揃えた。 しんと静まり返った部屋に カタカタカタ…と キーボードを打つ音が響く。 たまに「クォーッ」と 聞いたことない鳥の鳴き声がする。 どんな鳥だろう、 海の方からかな。 怪鳥みたいに大きかったりして… 仕事中にあらぬ妄想が 頭をよぎりはじめたら 休憩のタイミング。 お昼ごはんは丼ものが増えた。 前の晩から漬けておいた マグロの切り身と 庭で育てた大葉を 炊きたてごはんの上に乗せて ささっとかき込む。 仕事は夕方で切り上げて 湯船に浸かって 気持ちをリセットする。 日常と仕事のスイッチが うまく切り替えられるかなって 気がかりだったけど 意外とすんなりいけた。 住まいを変えたのも よかったのだと思う。 もちろん出勤する日もある。 横浜にある会社へは 片道1時間ほど。 都心に出ることが気分転換にもなり 住んでた頃より 街の喧騒が好きになった気がする。
潮の香りと 草いきれに包まれると 帰ってきたなって ホッとするようになった。 黄昏時に 熱を帯びた芝生に水やりすると 足元が少しだけひんやりする。
食べごろのプチトマトを 収穫していると 熟れてひび割れたトマトが落ちていた。 群がるアリたちに 「今夜はトマトパーティーだね」と つぶやいた。
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