それは、4年前の冬。
大きなプロジェクトが発足したのです。

テナントと住居からなる、
1987年築のレトロなビル。
時代を刻んできたそのビルを、
ドドンとリノベーションしよう！と
壮大な計画が始まりました。

共有部と住居区画の全8部屋が、
シャキーンと新しい姿に大変身。
今回ご紹介するのは、
8部屋のうちのひとつです。

昭和に作られた物件と言われても、
にわかには信じられないこの外観。
平成の終わりに、こんなに
スマートに生まれ変わりました。

モダンな雰囲気の中にも、
どこかやわらかさのある感じ。
ところどころ使われた
ウッド素材のおかげでしょうか。

共有部は洗練されたブルーで統一。
海の中にコポコポと
潜ってきた気持ちになります。
天井から注がれる繊細な灯りが、
海の中に入り込む
太陽の光に見えてくる。

3階・4階はお店やオフィス、
居住区は5階でございます。

エレベーターがないのが
荷物が多いときは大変ですが、
毎日上り下りしていたら
ジムいらずかもしれません。

時にはつま先立ちで、
時にはぴょんとジャンプしながら、
時には全力ダッシュでダダダッ！と。
自分の体、育ててみるのもおもしろい。

玄関付近はイメージが変わり、
なんだかアジトに来たみたい！

マットなブラックの壁に、
深いグリーンの玄関扉。
スパイ映画に出てきそうな
色の組み合わせです。

お部屋に入れば、なんとまぁ…！
アメリカンポップ！

パキッと鮮やかなイエローの壁に、
向かい合うのは淡い水色の壁。
個性のある壁たちを上手にまとめる、
やさしい雰囲気の無垢の床。
リノベーションのこだわりが
ビシバシ伝わってきます。

壁一面には、なんでもかんでも
吊るしたくなる有孔ボード！
自由にデコれる、大きなキャンバス。
これは胸が高鳴りますねぇ。

玄関付近にはごつめのスニーカーや、
キーケースをかけておこうかな。
トートバッグにキャップ、
派手なファブリックボードや
造花を飾ってもよさそう。

ワンルームって、
家具の配置に性格が出ますよね。
壁にぴったり沿わせて置くか、
あえて中央にドドンと置くか。

私は基本に忠実なので、
窓際にベッドをぴったり
はめ込みたくなっちゃうなぁ。

ちょっと冒険するなら、
置くタイプのハンモックを
勇気を出して買ってみるとか…？
このお部屋にハンモック、
確かにベストマッチかも。

収納スペースの扉も、
さりげなく有孔ボード。
入りきらないバッグやベルトを、
ここにかけてもいいですね。

あら、もしかして
キッチンの側面も
有孔ボードになっている…？

すごい、お部屋中に
ありとあらゆる物を吊るし放題。
「それは置いてもいいんじゃない？」と
周りに言われそうな物まで、
「いやいや、どうせなら…」と
吊るす自分が想像できる。

バストイレは一緒ですが、
その分お掃除は楽ちん。
お風呂に入ったついでに、
ササッととシャワーで
トイレ掃除しちゃうのが
私のライフハックでした。

シャワーの水圧が強いと
トイレットペーパーが
残念な被害にあうので、
その点はご注意くださいませ。

福岡市「赤坂駅」から徒歩1分。

クリエイティブなアイデアが
ポンポン浮かんできそうな
アメリカンポップなお部屋で、
ピン！とくる発想、してみませんか？