陽の光を浴びるのも、
風に吹かれるのも好き。
だけど、出かけるのは面倒くさい。
できるだけ、家にいたい。

矛盾だらけで面倒くさい性格だってことは、
他人に言われなくても
自分でよくわかっている。

そんなオレを
満足させてくれそうな物件が、
神戸の三宮にあった。

まずはとにかく、
この部屋の間取り図を見てほしい。

どう、驚いたでしょ？
部屋の三方を、
ぐるりと囲むはルーフバルコニー。
こうなると居住スペースは、
ルーフバルコニーという名の
大海に浮かぶ小島だ。

物件は６階建てで、
６階にあるのはこの部屋のみ。
いわゆる、ペントハウス。
憧れの屋上暮らしだ。

北野の坂の上にあるので、山が近い。
山からの風が心地良さそうだ。
季節ごとに表情を変える山の景色も、
きっと心を和ませてくれる。

北野の街が見下ろせて
なんとなく、優越感も。むふふ。

こちらのバルコニーは、
広く抜けた景色が心地よし。

北野の街並みの向こうに三宮まで見渡せ、
夜はきっと夜景がキレイだ。

これだけのバルコニーを、どう使おうか。
アイデアその１は
ガーデニングで、
三方を違うテイストに色塗る。

各所に植物などを配置して
リビング正面の広いスペースは和モダンに。
その次の広さのところは
アジアンテイストでまとめ、
洋室横のコンパクトなバルコニーは
バラを中心に
イングリッシュガーデン風にと。

それぞれに違った景色が眺められ、
家に居ながらにして世界旅行気分。

アイデアその２は、
いちばん広いバルコニーにテントを張って
なんちゃってキャンプ。
料理はもちろん、部屋のキッチンで。

しかしこうなると、
もうインドアなのかアウトドアなのか
わからなくなっちゃうな。

居住スペースは１LDKで、
ここはリビングダイニング。

明るくすっきりとまとまっていて好印象。
だけど
「あんなインパクト大の
バルコニーがあるのに、
部屋のなかはわりと普通だなぁ」
なんて思っちゃった人、
いるんじゃないですか？

ではここで、目線を上に上げてみよう。

これ、なんだと思います？
実はこのリビングダイニング、
高い天井の上に
木製の梁がかけられていて、
これがこのとおり、
いいアクセントになっているんだなぁ。

反対側の角度から見ると、
それがよくわかるでしょ。
いい味出してます、こいつ。

キッチンはコンパクトだけど
必要なものは揃っていて、
実用に不便なし。

こちらは6.5帖の洋室。
ここはベッドを置いて、寝室だな。

クローゼットも広々で、
これがあれば洋服ダンスはいらない。
部屋がよりすっきりと使えそうで、
ありがたい。

バスルームに

洗面

そしてトイレと、水周りは白を基調。
清潔感があって、いいよなぁ。

エントランスはオートロック完備で、
セキュリティも安心。
小型犬、猫を飼うのも相談可。

三宮の中心部には歩いて
10数分ほどと便利なんだけど、
ここに住んだら、
部屋から出なくなっちゃうだろうなぁ、
きっと。