江戸と令和を行ったり来たり
この物件は現在は募集終了している可能性が高いです。過去物件のアーカイブとしてお楽しみ下さい。
江戸時代に行きたい。
そりゃ現代より辛いことが多々あるだろうが それでも、杉浦日向子先生が書いたような 底抜けに明るい昔の日本で過ごしてみたい。
そう常々思ってた。
まさか恋い焦がれた江戸時代の物件が この価格で出てるとは。
おそらく江戸末期に 建てられたであろう民家。
『剣客商売』の秋山小兵衛が ひょっこり出てきても違和感がない。
『鬼平犯科帳』の 捕物シーンで出てきても納得の佇まい。
両作を書いた池波正太郎先生は、 江戸のイメージを固めるために よく旅をしていたそう。
なぜなら、東京は戦争と開発で 江戸の名残が消えているから。
歴史残る地域や街道を歩き 江戸時代の痕跡を探し、 景色、暮らしを体感していたらしい。
例に漏れず、ここは兵庫の福住。 「重要伝統的建造物群保存地区」 指定を受けた宿場町です。
江戸期の町家だけでなく かやぶき屋根と田畑が並ぶ風景は ことのほか珍しい。
「江戸からえっちらおっちら 街道を歩いてきたら この風景が広がったモンだから たまげたネ」 って、私の中の 江戸っ子が言ってる。 物件は住居にも店舗にも改装しやすいよう スケルトン状態になっています。
でも趣のある建具や、
歴史を見てきたであろう この太い梁は きちんと残してある。
2階を作って、 この梁とお近づきになりたい。
江戸の残り香をより近くに感じたい。
家の脇には井戸まである。
駐車場にも畑にもできる 空地がたっぷり。
こんなに余白があると 宿泊施設もアトリエも カフェテラスもシェア畑も あれもこれもできるなって 夢広がる。
周辺には、 元芝居小屋をリノベーションしたカフェや イタリアンレストラン、 ゲストハウスやアトリエなどなど 移住者による新規店舗がたくさんあります。
江戸の町に 令和の息吹が芽生えてる。
丹波篠山市内で古民家再生をしてきた スペシャリスト達が、 利用用途や工事の設計まで 相談に乗ってくれるそうなので、 自分のために、 そして福住のためになる場を 誕生させたいですね。
令和ならではのチャレンジをしながら 江戸の歴史を感じられる場に住む。
江戸と令和を行ったり来たりできる タイムスリップ型物件です。
文・戸田江美
1991年生まれ。デザイナー。おばあちゃんの仕事を継いで荒川区のマンションの大家をしている。落語が好き。@530e
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