長屋、ロマンがありませんか。
落語にもよく出てきますし
とくに上方落語「貧乏花見」は
大好きな演目のひとつです。
長い歴史の中で、
その時代の庶民と呼ばれる人たちが
肩を寄せ合ってわいわいと
にぎやかに暮らしてきたんだろうな。

令和の時代になった今も
長屋は健在。

場所は大阪・中津。
梅田の建ち並ぶビル群のふもと。
今も古きよき建物と人情が残る界隈。
情緒のある、とてもいい町。

あら、内装は素敵なレトロモダン。
ここで本を読んでいたら
路地を行き交う近所の人たちの
温かい気配がするのかな。

叶うならば1カ月だけでも
こんな長屋で暮らしてみたい。
こちら、マンスリー契約のお部屋。
なので家具家電付き、
週に1回のタオル交換に
簡易清掃サービス付き。
至れり尽くせり。

築年数は不明ですが
なかなか味わいのある長屋を
メゾネットにリノベーション。
1階は水回り、2階は寝室と
パチッと用途を分けたよい間取り。

寝室にはベッドが2つ。
もしひとりで滞在なら
大阪に住んでいる
懐かしい友だちを呼んでもいいな。

中津の長屋にいるよと言えば
きっと喜んで来てくれそうです。
思い出話で盛り上がるかと思いきや
明日の昼はうどんとカレー、
どっちにするか食べ物の話ばかり。
どっちもおいしいもんなぁとウトウト…。

ここに暮らしてどれくらい？
もうジャケットはいらないかな。

インテリアもあちこち素敵で

ずっと住んでいたいなあ、なんて

そんな思いに駆られる。

階段はちょっぴり急のようです。
これも長屋らしさ、ご愛嬌。

短期滞在でもキッチン、大事ですね。
設備充実でうれしいし
タイルもかわいいですね。
知らない町の地元のスーパー、
ときめくのはなぜでしょう。
どんなだろう。卵、安いかな。
あえて調べずに向かったり。

洗面台も雰囲気持ってます。
レトロの風味を残した
カチッとしたフォルム。

トイレもしっとり和の趣。

お風呂はコンパクトだけど十分。
近所にいい銭湯もたくさんあるようで
ぶらり浸かりにいってもいいな。

共用の路地庭のシンボルツリーとも
すっかり顔なじみになった頃、
ああそろそろだな
またきっと来るからね、と声をかける。
「家やと思ってまたおいでや」って
近所の人が声をかけてくれたりしてね。

こちら、1カ月〜6カ月まで滞在可。
期間の決まったお仕事とか
大阪に住むのだけれど
じっくり物件を選びたいなとか、
そういう時によいのではないかな、と。
ネコちゃんも一緒に住めるようです。

でもこんなに素敵な町と住まいなら
ここから離れるのが
名残惜しくなっちゃうかもですね。