例えば、くたくたに疲れた日。
重い体を引きずって、
自宅の扉をぐっと開く。

すぐに目に入るのは、
おいしそうなマスタード色の
キッチンタイル。

かわいいなぁ。
さすが私の選んだお家だよ。
そんなことを思いながら、
靴をポイポイと玄関に脱ぎ捨てる。

「ただいまぁ」って、
部屋に向かって呟いたりしてさ。

その言葉のおかげで、
やっとお家モードになれるんです。
外で着こんだガチガチの鎧は、
この部屋には持ち込まない。

シンプルなワンルームには、
本当に好きなものだけを置こう。
そうすれば、部屋に帰ってくるだけで、
疲れた心もほぐれるよ。

2段の収納スペースには、
厳選したお気に入りの洋服たちを。

バタバタと忙しい朝に、
「着ていく服がない！」と
慌てることも少なくなるはず。

掃き出し窓と出窓があるから、
日当たりだってばっちりです。

スペースがある出窓には、
植物をたくさん飾ってさ。
ぐっすり眠った休日の朝は、
まず水やりから始めよう。

そしてそして、この家には、
かわいらしいサイズのお庭が。

ひとりのお庭にしては、
広いスペースでしょう？

キッチンタイルと同じ
マスタード色の自転車を止めて。
気分が向いたらふらりと、
近場をお出かけしてもいいなぁ。

コンクリートの部分には、
小さめのおしゃれなベンチを置いて。
ぽかぽかの晴れの日には、
ここでパンをかじったりしよう。

この部屋に圧迫感がないのは、
ふんわりと明るい
部屋のトーンのおかげかも。

やさしい色のフローリング、
気持ちも明るくしてくれそう。

照明だって、素敵です。
おしゃれなカフェのような
ライティングレール。

大きすぎない照明のおかげで、
なんだか天井も高く感じる。

外から見ると、こんな感じ。
毎日の刺激で疲れた私を
温かく迎えてくれる、
優しいグリーンのお家です。

家の周りの木々たちが、
「おかえり、おかえり」って
そっと言ってくれているみたい。

待っててね。
毎日ここに、帰ってくるから。

守ってね。
家の中では、弱い私をさらけ出すから。