阪急神戸線の芦屋川駅から徒歩4分。
閑静な住宅街を歩いていると
突如現れる、こんもりした森…ではなく
もじゃもじゃした蔦に覆われた建物。
物件ファンでもいわゆる“もじゃ物件”は
たびたびご紹介してきましたが、
これはなかなかすごいもじゃっぷりです。

ところがアングルを変えると一転、
蔦を剪定したコンクリートの壁面が。
思いのほかしゅっとした建物のようです。
それもそのはず、じつはこちら
建築家が設計した
1フロア1住戸の2戸1住宅。

募集しているのは2階の1LDK。
1階には、気さくで素敵な
オーナーご夫妻が暮らしているそうですよ。

それでは建物の正面から中へ入りましょう。
玄関はどこかって？
右側に見える
巨人用のように背の高いドア、
そう、ドアと言われなければ
それと気づかない細長い開口が
オーナーさんと共通の玄関扉なんです。

2階のお部屋へは階段を使って。

階段の上で振り返ると、おお、すごい。
いかに背の高い玄関扉なのかが
よくわかりますね。

メインスペースはこちら、
テーブル一体型の大きなキッチンが
鎮座するLDK。
壁のコンクリートと
床やキッチンにあしらわれた木の
塩梅が絶妙だと思いませんか？

雑な自論で恐縮ですが、
個人的にはコンクリ6に対して
木4くらいがベストなバランスだと
思っていて、このお部屋は
まさにそんな具合。

キッチンもすばらしく、
まず、天板の下には
実用的な機能がぎっしり。

テーブルとして使える側も
立派かつ意匠性に富んだ
たたずまいで、

周辺には食器棚をはじめとする
キッチン収納が充実しています。
さらには収納の上に置かれた
本格的なオーディオも
使っていいんですって。
端的に言って最高なんですが！

光が差し込むほうを見れば、
ひろびろとしたルーフテラス。
テラスの奥に見える居室も
このお部屋の別室ですよ。

そう、お部屋でテラスを囲む
憧れのコの字型間取り！

やったー、とテラスへ出たらば、
さらにテンションぶち上がり。
なんと造り付けのテーブルが
あるではありませんか！

休日の朝食やブランチはもちろん、
キャンドルを用意すれば
ディナーにも使えるのでは？
ごはんが食べられる
テラスがあるだけで、
暮らしの楽しみが
5割増になるのは
私だけではないはずです。

そして、気になっていた人も
いますよね、こちらの階段。
そろりそろりと上がると…

屋上に出ました。

周囲には視界を遮る高い建物がなく、
遠くに山も望めるそうです。

ルーフテラスの逆側にある
洋室は寝室にどうぞ。

間接照明がかっこいいから
夜はこれだけ灯して寝たいな。

タイル張りのバスルームは
洗面が同室、

トイレのクロスはダークトーンで統一。

こちらの洗濯機とキッチンの冷蔵庫は
残置物として設置済みですが、
新たに搬入したい場合は
クレーンで吊り上げ、ルーフテラスから
入れる必要があるので注意が必要です。
ここは残置物に頼っちゃいましょう。
ほかにも、植物好きのオーナーさんが
希望者に植物をプレゼントしてくれたり、
電球交換など、ちょっとしたサポートも
快く引き受けてくれるそうで……
いろいろお世話になります！

それにしても、
もじゃもじゃ＆わっさわさの
建物の中に、あんなにモダンな
空間が広がっているとは
外観からは想像できないですよね。

「やば、めっちゃおしゃれやん」と
慌てて襟を正して
素敵な部屋の住人になれば、
今度はオーナーさんご夫妻の
優しさにほっこり。
度重なるギャップにやられて
気づけば離れられなくなっている、
そんな予感のするお部屋です．