
祖父から引き継いだ平屋が、モダンなお宿に生まれ変わる。古きものに再び命を吹き込むリノベーション(神奈川県三浦市のリノベーション事例)
太平洋に囲まれた三浦半島。 その最南端に位置する毘沙門地区に、 古民家をリノベーションした 素敵なお宿がオープンしました。
ふだんは借りられる・買える物件を ご紹介していますが、たまには気分を変えて、 物件が生まれ変わった様子を紹介したいと思います。
もともとのアルミサッシを
古道具店で購入した蔵戸に変えて。
タイルの土間は、モルタル仕上げに。
お次は大広間をご案内。
……その前に、
うーん、広々。
木彫りの欄間や床の間が目を惹きます。
女将のこだわりが、 いたるところに散りばめられているんですよ。
さて、お次はダイニング。
さらに、食器棚にもひと工夫が。
宿泊客を対象に、お料理教室や
食事会といったイベントも
不定期開催しているそう。
縁側の設計にもぜひご注目ください。
視線の先に見えるのは、
リノベーションの際に新たに設けた古建具。
凛とした佇まいが空間を引き締めます。
ここは、
「なんにもしない」とか「なにげない」とか
私たちが忘れがちなそんな時間を、
存分に楽しむことができる場所。
施設の中には、洋室と和室が1つずつ。
こちらは、既存の壁をあえて残した
おしゃれな洋室です。
床の間は昔のままに、 伝統的な趣も楽しめる空間に。
大開口の窓が連なり、
光の入る明るいお部屋です。
ウッドデッキも新設されました。
「古道具の鏡が似合う空間になるように」
と、スイッチやタイル、壁紙まで
素材の一つひとつを
じっくり選定したのだとか。
ピカピカのホテルでは味わいがたい、 「とりや」だからこそ感じられるもの。
この特別な物件が、 個人の住宅から 人々に開かれる場所に生まれ変わったことを なんだかとても嬉しく感じます。
このリノベーションを手掛けたのは、 三浦半島に設計事務所を構える 「練建築舎」さん。 建築を通して、空き家再生・地域活性を 目指しておられます。
前述のとおり、もちろん個人宅の リノベーションも手がけておられます。 ちなみに以前、「物件ファン」で 紹介した物件はこちら。 https://bukkenfan.jp/e/5865165746098669717
古き良き建築の魅力を活かす リノベーションをご検討の方は 記事一番下の緑のボタンから 相談してみてくださいね。
文・さとうめぐみ フリーライター。間取りを見ると元気になる。引越しを繰り返し、ようやく茨城県に定住。普段は子どもに関する記事を中心に手掛けている。 @Megumi_Satou_

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