山の斜面に家々が所狭しと並ぶ景色。
それを一望するルーフバルコニー。
モナコやアマルフィに見えなくもない
絵になる光景ですが、
ここは兵庫県西宮市。

モナコやアマルフィと違って
海とは距離のある甲陽園という場所です。
関西の方にはおなじみの地名だと思いますが、
甲山（かぶとやま）の南に位置する
「陽」のあたる場所だから「甲陽園」。

大正時代にリゾート地として
開発された歴史的背景があり、
いまもお屋敷のような一軒家や
雰囲気のいいマンションが
軒を連ねる高級住宅街です。

今回ご紹介するお部屋も
ご多分に漏れず、建物の外観は
ちょっとレトロな
リゾートマンション、といった趣。

やはりレトロでリゾート感のある
共用部に見とれつつ、
お部屋のある6階へ
エレベーターで上がりましょう。

玄関扉を開けると
さっきまでのレトロはどこへやら、
モダンに振り切った空間が
目の前に現れて
タイムスリップしたかのような感覚に。

逆側から見てもモダン！
建具や照明のかっこよさが
尋常ではありません。

じつはこちらのお部屋、
オーナーさんが
海外でも活躍する建築士で、
2020年に自ら設計し、
リノベーションしたそう。
どうりでかっこいいわけだ。

廊下を進んだ先には、
二面をバルコニーに囲まれた
メインスペースのLDKが広がります。
リビングでもダイニングでも、
お部屋のどこにいても
外の景色を眺められることが
一見してわかるつくり。

LDKを入ってすぐのキッチンに
のっけから驚かされました。
袖壁から収納まで計算され尽くした
スタイリッシュな空間なのに、
木と間接照明のおかげで
ふんわりと温かい。
まるでいい感じのバーか
レストランではないですか…！

うれしいことに
カウンター上のBOCCIの4つの照明と
ジャスパーモリソンのハイチェアは
賃貸期間中は無償で
借りられるそうですよ。

キッチンカウンターの中は
ご覧の広さ。
すいすい移動できて
快適にお料理できそう。

そして、バルコニーに囲まれた
部屋であることをもっとも
感じられるのがリビングスペース。
ソファを窓に向けて置きたい気持ち、
めちゃくちゃわかります。

なんてったって窓の外には
このパノラマビューが
広がっているのですから…！
ルーフバルコニーのデッキパネル、
タイル、ベンチ、テーブル、アンブレラ、
リクライニングチェア2脚も
賃貸期間中は無償レンタル
できるんですって。
つまりこの光景をほとんどそのまま
拝借できるということ。

デッキチェアに寝転んで
夕焼けを楽しむ…
そんな理想的な
夕涼みタイムも現実に。

お部屋に戻りまして、
リビングスペースの隣には
洋室があります。

引戸を開け放てば、
洋室からもマウンテンビューを堪能。
LDKのソファは風景を眺める用にして、
こちらはテレビや映画を楽しめる
リビングの延長のような空間にしても
いいかもしれません。

もうひとつの洋室は、
備え付けのベッドがあるので
迷わず寝室に。
ベッドの下は収納になっています。

洗面脱衣所はホテルライクですが、

バスルームだけレトロなのはご愛嬌。
これはこれで味があるってものです。

甲山が目の前に迫る環境ながら、
甲陽園駅から徒歩4分の立地も
たいへんに魅力的。
ここで暮せば、春も夏も秋も冬も
季節折々の美しさで
目を楽しませてくれるのでしょう。
とはいえ善は急げ。
この夏を機に、
おうちリゾートはじめてみませんか？