フリーランスや起業した人なら
だれでも一度は「理想の事務所」を
思い描いたことがあるはず。
これがけっこう難しいんですよね。
まず優先するのは「立地」でしょ、
それからやっぱり「空間」。

デザイン性皆無のオフィスビルはいやだし、
だからといってバッキバキの
デザイナーズ物件もなんか違う。
スタイリッシュなんだけれど
温かみがあって、1日中過ごしても
苦にならないような事務所。
はい、ここにございますよ。

JR京都駅から徒歩11分、
地下鉄 五条駅から徒歩9分なので、
立地は合格点。
それでいて路地裏にあるのも
うれしいポイントです。

京都らしい風情を感じられる
古き良き街並みのなか、
ひときわ目を引く純白の町家。
そう、町家なんです。

玄関から入ると、
あまりにも素敵なお部屋に
息をのんでしまいました。
一見は白い壁、シックな壁と床に
囲まれたギャラリーのような空間。
けれども高さのある勾配天井には
町家らしい設えが残り、
安らぎと温かさを伝えます。

そして、もっとも気になるのは
こいつですよね。ボックス階段。

浮遊感のあるデザインが印象的で、
アクセントというよりは空間の顔、
このお部屋のシンボルになっています。

せっくなので上ってみると、

上はロフトになっていました。
休憩スペースにすると、
ボックス階段がオンオフの
スイッチを入れてくれそうですね。

天井には立派な梁と、

光をたっぷり取り込む天窓。

天窓と大きなガラス戸のおかげで
路地裏とは思えない明るさです。

遅ればせながら、ここで間取り図を。
ガラス戸の向こうに広がる土間では、

植物を育てたり、コーヒーを飲んだり。
仕事の合間に自由に使える
プラスアルファのスペースとして
フル活用してくださいね。

事務所スペースのお隣は、
広めのダイニングキッチン。
ダイニングテーブルを置いて、
食事はここでしっかりと。

その奥には洗濯バンの備わった
洗面所と、

シャワールームまであります。
え、ちょっと待って、
事務所利用ではなく
普通に住みたいんですけど、
だめなんでしょうかね……？

以前はオーナーさんがここを
デザイン事務所として利用していたそう。
たしかにこの空間なら
クリエイティブな仕事が捗るだろうなー。

それ以外の業種も歓迎ですので
事務所にしたい人はもちろんのこと、
「飲食店不可」とあるので、
飲食以外なら店舗利用もできるのかも。
そして、やっぱり居住用ってのは
だめなんですかね…？（しつこい）
いろんな可能性を秘めたこちらの町家、
気になる人はぜひお問い合わせを！