窓の向こうに臨む、 青々とした空、湖、木々。 独り占めしているかのようなこの光景。

引いてみても「良い空気感」が満ちていて これは眺望の良さからくるものなのか、 何だか癒されます。

海辺、川辺、湖畔… どうしてこんなにも惹かれるのでしょう、 水辺の暮らしって憧れのひとつです。

どこのリゾート地かなと思ったら 千葉県の手賀沼でした。 首都圏で唯一の天然湖沼である手賀沼。 都心からもっとも近く、 自然豊かな美しい景観が広がります。

公園にはアスレチックやミニSL乗り場もあって ファミリーにも人気のスポットです。 木々の向こうにチラリと見える白い建物が 今回の物件。

公園から眺めるとこんな感じ。 遮るものがないからこその、 あの眺望と文句なしの陽当たり。

公園とひと続きかのような、 緑あふれるマンションの中庭に 心も和みます。

このマンションの最上階のお部屋です。 築およそ50年、 どっしりした佇まいと貫禄は

まさに、ヴィンテージマンション。

エントランス前のベンチには 小さな気遣いを感じて嬉しくなります。

気遣いといえば、無償で利用できる 専用トランクルームもあります。

例えば手賀沼でSUPなど ウォーターアクティビティを楽しむなら 余裕で道具を入れられる広さがあります。

玄関前のプライベートなアプローチも、 黒い鉄の門扉も、いい感じ。

アンティークな外灯も雰囲気がありますね。

間取りは、横に長いという ちょっと変わった形です。

そのおかげでパノラマな景色が 楽しめるというわけです。

ドラマのロケ地にもなった 手賀大橋も一望できます。 晴れた朝には、珈琲片手に いつまでもバルコニーにいてしまいそう。 （猛暑日は除く…）

リビングから続く洋室は 可動式の半透明パネルで仕切られるので 圧迫感がなく、広々。

レトロな金色トグルスイッチ、かわいい！ オープンな対面式キッチンのカウンターは 会話も弾みそうです。

かなりゆとりあるつくりで 収納も作業スペースもたっぷり。 ゴミ箱類は収納下のくぼみに置けますね。

食洗機もビルトインされてますよ。

キッチンから見た部屋の様子ですが 眺望の良さを最大限活かす工夫がされた リノベーションがなされていることに感動。 ベッドルームを仕切る壁の 大きな室内窓がガラスなので ベッドルーム越しに景色が楽しめるいう ほぼスケルトンみたいな状態。 普通の壁だったら…と想像してみますが ここまでの明るさ、抜け感はなかったでしょう。

柔らかなベージュのベッドルームは フローリングの色味も素敵。 5.5畳とコンパクトながらも 窓が多いので、広く感じます。

バルコニーに面した窓からはあの絶景、 休みの日にはベッドの上で過ごす時間が ついつい長くなりそうです。

シンプルな木のラックは お気に入りの雑貨や本を並べて。

ゆったりサイズでシックな洗面所。 洗面下のオープンな棚がいいですね。 タオルや日用品をサッと取り出せるし 見えていることで物を置きすぎないように 管理できる気がしますよ。

トイレにも陽射しが差し込んでて とっても明るい。

眺めの良さと明るさという最上階の特権を とにかく無駄にすることなく 最大限活かしたつくりのお部屋。

朝夕、気が向いた時に ちょっと憩える水辺の公園が すぐそばにあるなんて最高ですよね。

あら、白鳥に出会えることもあるんだ！ カメラ片手にお散歩も楽しそう。

豊かな自然が身近にあると 生活にゆとりと潤いが増す、

そんなことを実感させてくれます。

新婚さん、お子さんのいるご家族、 ゆっくりした老後を望んでる方、 どんな方にもお勧めしたくなる ロケーションと間取りのリノベ部屋なのでした。

文・つやまゆうこ 幼い頃から物件チラシを眺め、間取り図を描き遊んでた根っからの間取りスト。平屋、古民家、古い喫茶店、歴史的建造物、路地探検が大好き。障害者福祉に従事する三児の母。