
平安から続く月の名所で、月見バスタイムが叶うリノベ古民家( 長野県千曲市79㎡の売買物件)
万葉集に「月の名所」として歌が残る、 長野県の姨捨地区。
棚田と月見の名所として
知られるこの土地に、
素材を選び抜き、
丁寧にリノベされた
一軒の住まいがあります。
まるで一編の文学の中に
暮らすような時間です。
土と石灰、そしてミネラルのもとである にがりを混ぜ、叩いて固めた土間は、 呼吸するように湿度を調整し、 家と外をやわらかく つなげてくれます。
竹を使った壁の意匠も個性的。
私も日本家屋に住んでいるのですが、
こうして季節に合わせて
間取りを自由に入れ替えられるのって
手間はかかるけど案外良いものだなと
感じています。
木部には柿渋に
ベンガラを混ぜた塗料を施し、
やさしい赤みを帯びた
落ち着いた空間が広がります。
触れたときの温かさや、
時を経て深まる風合い、
ほんのり漂う香りまで含めて、
五感に優しく寄り添ってくれます。
額縁のような鏡と
花に灯されるような感覚になる照明。
周囲には病院やスーパーも
揃っています。
文・戸田江美
デザイナー。荒川区のマンションの大家をしている。落語が好き。@530e

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