アンティーク調のドアや戸棚。 シャンデリアのような照明の光と、 グレイの壁紙に落ちる影がロマンティック。 ひとり暮らし用の賃貸では珍しい、 ヨーロピアンな内装の物件です。

築50年以上のマンションをリフォーム。 10.5帖の1Kが、美しく、住みやすく 生まれ変わりました。

玄関を開けると、まず目に入るのが ヨーロッパ系メーカー製のキッチン。 スワンネックの蛇口にレトロな 水栓レバーが光ります。

強火が自慢のガスコンロ。 ひと口タイプはお料理の段取り力が 自然と鍛えられるんです。

入ってすぐの場所にキッチンがあると、 買った食材をパパッと仕舞えそうですね。 窓があるのも 換気がはかどりそうでうれしい。

玄関は少々コンパクト。 靴をどれだけ収納できるか、 ゲームのように楽しみたいな。

流し台の横には、 冷蔵庫などが置けるスペース。 アイアンとガラスでできたシャンデリアに ついつい見とれてしまいます。 この明かりの下でご飯を食べると なんでもゴージャスな気分になれそう。 毎食フランス料理というわけには いかないけれど、週末はバケットと チーズを盛り付けて、 ワインで乾杯をしたいものです。

クラシックなパネルドアを開けて中へ。

キッチンとおそろいの ヘリンボーンの床。 ターコイズブルーの天井に、 グレーベージュの壁紙で上品なしつらえ。

アクセント壁は ニットの柄のような模様があり、 シックで高級感のあるたたずまいです。 アンティーク調のデスクやベッドが 似合うだろうな。

備え付けのクローゼットを見て 「かわいい」って思ったのは初めてかも…。 クローゼットの扉もヨーロピアン風で トータルコーディネートされています。

クローゼットの中もおそろいのクロス。 ハンガーバーが備え付けられていて たくさん収納できそう。

窓の外はバルコニーです。 洗濯機置き場はバルコニーにありますよ。

4階建ての2階部分で 眺望は期待できませんが、 建物が離れているので 圧迫感は少なそうです。

カーテンレールにもおしゃれなこだわり。 ディテールに手間をかけられると うれしくなっちゃいます。

掃き出し窓は二重窓。 なのでお部屋の中は静かなんですって。 結露や冷暖房の効率も期待できます。

サニタリーはキッチンのお向かいに。 もちろん、こちらの扉もヨーロピアン調。

バス・トイレはアメリカンセパレートタイプ。 トイレと浴槽の間に隙間があるから 広く感じられます。

浴槽側にはシャワーカーテンではなく、 ガラス戸が取り付けられています。 お掃除が楽そうでいいな。

適度なおこもり感があって、 ついつい長湯してしまいそう。

わあ、洗面台が ギリシャ神殿風じゃないですか。 この柱を愛でられるような収納を 心がけたくなります。

共用部は、よくあるつくり。 この中にヨーロピアンなお部屋があるとは ちょっと想像しにくいですね。 でも、そのギャップにも、くすぐられる。

エレベーターはありませんが、 2階なので、 ちょうどいい運動になるかも。

ほんのりクラシカルなたたずまいですが こう見えて宅配ボックス完備です。

駐輪場は屋根付きで、 ありがたいポイント。 室内もそうでしたが、住人への細やかな 心遣いがうれしいんですよね。

大阪駅から2駅、桜ノ宮駅から徒歩2分。 地下鉄谷町線・堺筋線の駅へも 徒歩圏内で、3アクセス可能です。 都会の中にありながら 周りはのどかな住宅地が広がり、 近くを流れる大川は桜の名所。 便利で住みやすい立地です。

大阪の賃貸のお部屋で お姫様気分を味わえるなんて、 ちょっと珍しい。 しかも、このしつらえでこのお家賃は ずいぶん手頃なのでは？ 今すぐ王国を飛び出して ひとり暮らしを始めたいお姫様、 ご準備はよろしくって？ もちろん、姫様以外の方にも おすすめやで！

文・葱山紫蘇子 大阪で娘3人息子1人と暮らす独り身。元劇団維新派役者竹山らいち、元ミニシアター従業員、元介護職。建物と書き出し小説と漫画と毛布のヘリが大好き。 Lit.Link