9軒の廃屋を改装してできた村
「バイソン」などの登場により
ここ数年、注目されている神戸・
兵庫区の山裾エリアに、
また新たな物件が誕生しました。
築60年の文化住宅が
リノベーションで生まれ変わって
住人を募集しています。

建物の玄関側に位置する
101と201を共用スペースにした
全6戸の建物。
202は成約済みなので、
残るは5戸ということか。
30㎡ほどの各部屋は
それぞれ内装デザインが異なり、
壁や床の素材感、色味、肌触りにまで
作り手の思いと個性が宿っています。

こちらは玄関ホールのような
役割を果たす、共用スペースの101。
床の一部は土、背の高い植林があって
屋外のようにも感じますが、

じつはギリギリ室内。
右の開口が
冒頭でお見せした写真の
1階のガラス戸で、
扉を開けると
大きなカウンター型のキッチンが
迎えてくれます。

それでは順番に
お部屋を見ていきましょう。

こちらは長〜いキッチンカウンターを
お部屋の中央に据えた102。
内装はこの建物の中では
かなりシンプルな仕上がりです。
料理や食事、仕事など
あらゆる生活の営みが
カウンターだけで事足りそう。

103は、キッチン回りの床に
レンガが敷かれていました。
ひとつずつ手で並べた感じが
なんとも愛おしい。

キッチン回り以外は
あたたかみのある無垢床です。

104もレンガ＋無垢床の組み合わせですが、
こちらはより洞窟感のある仕上がり。
角丸の天井、アーチの開口が美しい…。

続いて、2階の玄関側にある201は
吹き抜けが気持ち良い共用スペース。

1階の共用スペースと同様に
半分屋外のような印象を受けます。

でも、ちゃんと個室とロフトも
付いているんですよ。
キッチンやお風呂トイレはありませんが、
個人の専有スペースとしての契約も
応相談とのこと。

203は、アースカラーで統一した
あたたかみのあるお部屋。

キッチンはモルタル仕上げでしょうか、
見た目が素敵なだけでなく
3くちコンロにグリルも備えた
お料理好きの眼鏡にもかなう
スペックです。

こちらは2階の角部屋・204。
左官仕上げのモルタル壁には
なんと新聞が練り込まれているそう。

うれしいことに、
2階のお部屋は全部屋ロフト付き。

ロフトの小窓からは
兵庫区の街並みを目にすることができます。
2階のお部屋、争奪戦になるのでは？

各部屋にキッチンのほか、
お風呂（またはシャワー）と
トイレがついてます。
こちらは大理石のお風呂で、

大きな大理石をカットして
一枚一枚埋め込んだのたとか。
すごい、めちゃくちゃ手が込んでる。

トイレだって一筋縄ではいきません。
このお部屋のトイレは
壁の一部が新聞紙になっています。
新聞紙が練り込まれた壁ではなく、
新聞紙の壁！
こんなトイレ、見たことない。

三宮までバスで30分ほど、
少し急な坂はありますが
自転車でもアクセス可能。
近所には商店街や銭湯があるほか
魅力的なお店も増えていて、
暮らすには申し分のない環境です。

なにより住人同士がゆるやかに
交流しながら暮らせる共同住宅の
最初に住人になれるのが魅力的。
事務所でも店舗でも住宅でもOKなので、
どんな人たちが集まるんだろうと
想像するのもまた楽しみのひとつです。
さて、自分はどのお部屋を選びましょう？