おやまあ、なんと美しい…！
つやつや輝く蔦の葉に大半が覆われつつも
良い感じの平屋であることがわかる、
かなりクオリティの高い(?)
もじゃハウス。

なんならこまめに
お手入れしてるんじゃないかと
思うほどすばらしい佇まいですが、
きっとナチュラルな姿なのですよね。

どうやらここがお家の入口のようです。

え、住んでいいんですか？ と
おそるおそる引き戸を開くと、
玄関から眺める外の景色に
見惚れてしまいました。
ガラスの向こうに緑がにじんでいる。
そして、建具も土壁も土間も
渋すぎやしませんか？

それもそのはず、こちらは
昭和初期に華道家さんによって
お寺から移築された古民家。
渋すぎる外観とは裏腹に
屋内は床板を張り替えるなどして
意外にも現代風の空間に
手直しされています。

ほらね、ご覧ください、
メインの居室は
もとは二間続きの和室だったのを
ひとつにつなげたような
のびのびした16帖の板間。

差し込む光のほうに目をやれば、
緑に縁取られた窓が醸す
そこはかとないジブリ感。
蔦さんがぴょこんと屋内に
侵入していますが、
それすら愛おしい。

お部屋の奥は出窓になっています。
レトロな木枠の窓との
組み合わせが新鮮ですね。

ここでがっつり暮らすなら
出窓の周辺を寝室にしたいな。

お部屋の奥から玄関側を見ると
こんな感じ。
元和室らしい押入れ、
それから床の間までありますよ。
押し入れは襖を外した状態で
オープン収納にしたり
作業スペースにしたりと
いろいろな使い方ができそう。

玄関を入ってすぐのキッチンには、
なんと業務用コンロが
設置されていました。
でっかい寸胴鍋や中華鍋が
よく似合いそう。
レトロな建具とのコントラストも
たまらなく良いですね。
いやあ、それにしてもまさか、
ガチな料理ができる家だとは
ちょっと想像できなかったな。

キッチンは居室の床とは違う
艷やかな飴色の板間で、
やはり素敵な建具の勝手口も。

トイレは家の最奥にあります。
渋いけど清潔そうだし、
生活するぶんには
まったく問題なさそう。

お風呂は……さすがに渋すぎて
ちょっと問題ありますかね。
シャワールームとして使うなら
許容範囲な気がします。

アトリエ可というこのお家、
まさにこもって作業に没頭するのに
ぴったりだと思うので、
お風呂とか細かいことは気にしない。

天然の額縁を通して眺める外の世界は
こんなにも輝いて見えるし、

ジブリ感のある物置だって使える。

そして何より四六時中
美しいもじゃに覆われているという
特別感があるのだから。気になる場所は琵琶湖湖西エリア。
琵琶湖までは歩いて3分ほど、
周囲に古い集落が残る
のんびりした環境ながら
駅徒歩1分で京都や大阪へも
通勤可能です。
住居はもちろんのこと、
アトリエや別荘にいかがでしょう？