住宅街にあるマンションの一室、
珈琲の香りで満たされた
知る人ぞ知る空間。
店主こだわりの食器や雑貨が
そこかしこに無造作に並べられ、
居心地が良くてつい長居してしまう…

そんな妄想をしたくなるこちらは
隠れ家カフェ…ではなく、
紛れもない住居なのでした。

14帖のLDKと寝室がゆるく区切られた、
1LDK風のひろびろワンルーム。
12年前にリノベーションされたこの部屋で
オーナーさんは素敵な日々を過ごしてきたそう。
このたび地元に戻って新生活を始めるにあたり
引き継いでくれる方を募集しておられます。

リノベーションから12年が経っているとはいえ
お部屋はご覧のとおりきれいな状態。
キッチン周りの造作棚をはじめ
あちこちに古材が使われているからか
経年によって味わいが増し、
むしろ世界観に磨きがかかっています。

それでは、玄関からご案内しましょう。
いらっしゃいませ、
わがおうちカフェにようこそ。
靴用の棚には意外と奥行きがあるので
空いているところを使ってくださいね。

土間の長い廊下を進むと
自慢のキッチンの一部がチラリ。
こういうお店、ありますよね。
この先に広がっているのは…

素敵な空間の予感しかしない！

そんな期待をちっとも裏切らない
良い気に満ちたリビングダイニング。
床はチェスナットの無垢フローリング、
天井や梁型に木毛セメント板をあしらった
ラフなデザインがリラックスを誘います。

南向きの大きな窓から
光がたっぷり注ぐのも
この部屋を好きな理由のひとつ。

窓の外の眺望は
11階・最上階ならではの特権ですね。

そして、このお部屋ならではの設備は
なんといってもやはりキッチン。

居室のフローリングから一段下がった
土間におりると、そこは

予想していた以上に
お料理ガチ勢仕様のキッチン空間！
3くちのIHコンロとグリルに加え、
なんと、ホシザキの
業務用冷蔵冷凍庫がございます。
これはもはや厨房では…？

背後の木製ラックには
さまざまな調理器具や食器が
ところ狭しと並びます。
雑然としているのに、絵になる。
一瞥するだけで、オーナーさんが
お料理を愛していたことがわかりますね。

油断するとどんどん増えていく
ガラスジャーやコーヒー関連アイテムも
まるっと受け止め、
美しい“見せる収納”の一部に。

日が落ちると、古材によく映える
ビンテージのファクトリーランプが
周囲を照らして、夜カフェや
バーのような表情になるんじゃないかな。

こちらはリビングスペース。
インテリアの感じはぜひ真似したいなあ。
家具類はオーナーさんと共に
お引越ししますが、
ウッドブラインドや照明器具は
残してくださるとのこと。
ありがたいご厚意です……！

寝室スペースは
木とガラスのパーテーションの向こう。
古材と曇りガラスの組み合わせ、
実用性とインテリア性を
兼ね備えていて最高では？

ほら、リビングとゆるくつながって
こんなに明るく開放的なのに
きちんとゾーニングされている感じ。

奥は2.8帖のウォークインクローゼット。

1人暮らしならお洋服以外に
普段使わないものも置けそうですし、
2人暮らしなら2人のお洋服が収まりそう。

洗面所はベッドルームの一角にあります。
白いタイルに映る古材のミラー、
シンクや水栓も
こだわり抜かれて良い感じ。

お風呂場は白で統一され、
清潔感たっぷり。
追い炊き機能付きです。
オーナーさんが浴室乾燥機を
交換してくださるそうで、
それもまたありがたい。

トイレは玄関からすぐのところに。
建具とお揃いの味わいある棚が
アクセントになっています。

11階建て、オール電化のマンションです。
1階にあるのはリサイクルショップかな？

エントランスなどの共用部は
2023年に改修済みなのもうれしいポイント。
濃いブルーの扉がレトロで素敵！

東急・旗の台駅から徒歩3分なので、
通勤にも便利な立地です。

都内のマンションの最上階にある
心落ち着くカフェのような空間を
自分だけのものにして、
まったり、ゆったり、
好きなだけ味わってみませんか。