昭和に建てられた レトロモダンな洋風建築。

1905年創業の老舗味噌醸造元が 事務所として使用していた建物だそうです。

こちらがかつての写真です。 いやはや、渋くて味わいのある事務所ですね。

そんな歴史ある建物も、 実は解体の運命にありました。

しかし今回リノベーションが施され、 複数の飲食店や店舗、事務所が集う 「まちに賑わいを生む空間」として 再び活用されるに至った次第です。 めでたい！

ブルーの屋根、木製の建具、 趣のあるサインプレート。

窓枠や床、天井まで、 隅々に当時の職人技が息づき、 まるでタイムスリップしたかのような 空間が広がっています。

再利用できる部分は残しつつのリノベ。 味噌作り同様、手間暇かけられた 工程が伝わってきます。

2階建てで、11室を確保。 これだけのテナントが入居すると 一気にこのエリアが活気付きそうですね。

それぞれの部屋に個性があり、 画一的でないのも魅力です。

たとえば、 ブルーのタイル壁と土間がある部屋は、 窓の配置がまるで絵画のよう。 覗き穴のある木製の扉と タイル壁の組み合わせが抜群に可愛らしい！

なんと、金庫が埋め込まれた 部屋もあります！ 使う予定がなくても このインパクトに惹かれちゃうなあ。

黒いサッシの部屋は、 一番モダンな雰囲気。 大きい窓のおかげで 部屋が広く感じられますね。

こちらの事務所は、 渋みのある木の腰板や窓枠がたまりません。

昭和映画に出てきそうな 貫禄のある空間。 ここで打ち合わせしたら ワクワクしそうだなあ。

月額3万円〜と、 事業を始めやすい価格設定も 嬉しいですね。

呼続駅から徒歩約2分、 そこから名古屋駅までは13分という 好アクセスです。

かつて味噌作りが行われていたこの建物。

味噌だけに、 「コミュニティを味わい深く 発酵させていく」場に 生まれ変わったなんて なんだか粋じゃあないですか？

しかも、クラウドファンディングによって 生まれた場なので、 オープン前から多くの方が関わり、 応援しています。

そしてチャレンジショップ大歓迎。

このような環境の建物、 なかなかありませんよね。

各部屋ごとに賃料や光熱費などが異なるので 詳細は公式サイトでご確認くださいませ！

文・戸田江美

デザイナー。荒川区のマンションの大家をしている。落語が好き。@530e

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