ひとり暮らしや引っ越しの予定は ないのですが、このお部屋を見てしまうと どーにかこーにか、住めないものかと 夢想してしまうワタクシがおります。

だってね、高い天井に天窓がある レトロでお手頃な平屋なんですよ。 こんなの、住みたくなるに 決まってるじゃないですか。

7.5帖+4.5帖で合わせて12帖くらい あるのかしらん。 間取り図では、真ん中で 仕切られていますが、写真を見る限りでは 引き戸や段差などはないようです。 ゆったり広々と使えそうです。

なんてことでしょう。 この玄関先、めっちゃ好きです。 懐かしいたたずまいが、子どもの頃に 遊びに行ったお友達の家を 思い起こさせる。

路地を少し入ったところに あるというのも、たまりません。 私だけが知ってる、あの子のおうち。 隠れ家のようなプライベート感に ちょっとドキドキしてしまいます。

扉を開けると 意外とスペースのある玄関三和土。 古道具屋さんで、ここにピッタリの 靴箱を見つけて置きたい。

中は素足に気持ちがいいフローリング。 高い天井は思わず伸びをしたくなります。

外に面した窓は、木枠の型板ガラス。 鍵は、懐かしの捻締り錠かな。 カーテンレールが2本あるから 昼間用のレースカーテンと夜用の 遮光カーテン、どちらも 取り付けられますね。

橙色の電球が、こよなく馴染んでいる お部屋。 すみっこにステンドグラスの間接照明を 置くのもいいなあ。

シンプルな内装だから 和物のアンティークでも 北欧スタイルの家具でも、 どちらでも似合いそうです。 昭和レトロでキッチュ&ポップに 決めるのも楽しそう。

南側が壁のお部屋ですが 天窓があるので、 昼間は写真のような明るさ。

ガラス引き戸の向こうからも 光が届き、光量は申し分ない。 開け放つと、台所がお目見え。

キッチンは業務用チックなステンレス。 このクールさにシビレます。 お料理好きなら、自由にカスタマイズ しやすいのもうれしいところ。

間取り図とは違う位置ですが すぐ横の土間は、洗濯機置き場に なっているようです。 ひとり暮らしだと、洗濯物を干し忘れる ことが、たびたびあったりしますが、 この動線なら、その心配も少なそう。

壁側に食器棚と冷蔵庫、 ガラス引き戸の前には 小ぶりのテーブルが置けるといいな。

居室にローテーブルを置いて、 リビング兼ダイニングに しちゃうのもアリですね。

改装やアトリエ利用も相談可能とのことで 妄想が止まりません。 壁一面に棚をDIYするのも、いいなあ。

お風呂とトイレは 写真の左側に集まっています。

レトロな物件でも浴室はやっぱり 新しめが扱いやすい。 トイレと別なのも、御の字です。

さらに、ありがたいことに トイレは洗浄便座付きでした。

京阪清水五城駅から徒歩5分 徒歩圏内には祇園や四条通りなど にぎやかな繁華街がありアクセス良好。

鴨川へもほど近く、六波羅蜜寺や 建仁寺など、歴史ある建物が多く残る エリアで、京都探索がはかどる立地。 物件のある場所は、路地を少し入った所 なので、落ち着いた環境です。

ひとり暮らしを予定している社会人や やっぱり通学は大変で…という、 学生さんにも、おすすめ。

もし、私がここに住むなら、 京都で仕事を見つけて二拠点生活… いや、いまから猛勉強して 大学生というのも、可能性としては あるかもしれない？ そんなことを、ついつい思いふけって しまうほど、魅力的な京都の平屋です。

文・葱山紫蘇子 大阪で娘3人息子1人と暮らす独り身。元劇団維新派役者竹山らいち、元ミニシアター従業員、元介護職。建物と書き出し小説と漫画と毛布のヘリが大好き。 Lit.Link