かわいい団地リノベを色々見てきましたが、 和を感じるお部屋は、 意外とあまりなかったかも。

侘び寂び、をテーマにした 「WASABI（ワサビ）」という コンセプトのお部屋です。 茶色がかった灰色の壁に 黒いカウンターがとってもクール。

あると嬉しい小上がりは リビングからひとつづき、 仲間が大勢集まった時、 ちょっと腰掛けるのにもちょうどいいし、 ゴロゴロするのにも最高。

まるで旅館の一室のような雰囲気。

しかも、壁際にはカウンターが。 暖かくなる季節には 窓を開けて風を感じながら、

花瓶に活けた桜で ささやかなお花見気分、

日が暮れる頃には おうち居酒屋開店です。

お酒のアテをあれこれ並べて乾杯、 夜のしっぽりタイム… なんてめちゃ楽しみではないですか！

小上がりが寝室にもなる感じでしょうか。

ほんと、旅館のように布団敷いておいて いつ眠くなってもOK〜な気分で飲むの、 気楽で良いですね。

琉球畳かと思ったら、 畳ではなくサラッとした床素材。 何かこぼしてもサッと拭けます。

ああ、なんて良い形。 ハッとするようなモダンな和。 ゆるくアールを描く障子の入り口は こう見えてなんと

ウォークインクローゼットへの入り口。

ひ、広い！そして、 昼間は明るさも十分で なんとも贅沢なクローゼット。 奥には洗濯機置き場もあります。 そのままベランダで干すにしても 乾燥機使うにしても、ここで 洗濯仕事は完結しそうなのは、うれしい。 リビングに取り込んだ洗濯物どっさり…という 面倒からもおさらばできます。

自分の手持ちの服ではスカスカすぎるから もっと服を増やしたい…という 本末転倒な悩みなど…。

出入りする時のこの木の取手、 柔らかな丸みが、ささやかだけど ほんのり気持ちを和ませてくれます。

黒が効いたキッチンは 昼間ももちろん素敵なんですが

薄暗くなってきた頃、 壁に落ちる照明で陰影が強まり、 グッとシックな印象に。

ちょっぴり大人なムード漂う 夕暮れ時からが本領発揮！ という感じがします。

小上がりのおうち居酒屋とは別に こちらはこちらで おうちバーカウンター、 といったところでしょうか。

ピカピカのシンクと 黒のキッチントップは いつも気を抜かずにピカピカでありたい。

収納もたっぷりだから、 食器類もなるべく中にしまって

飾り棚には見せるカップやグラス、 珈琲グッズなんかを。

大人ふたり暮らし、憧れますね。 コンパクトながらも 寛げる場所があちこちに。

小上がりがあるから、 小さなお子さんいるファミリーにも もちろんいいと思うんですが

間取り的には、 ふたりがちょうど良さそうだなぁ、と。 ちなみにワンちゃんか猫ちゃん、 どちらも1匹なら 一緒に暮らすことができます。 団地では珍しいですね。

サニタリースペースは 玄関入って右手にあります。 玄関目の前の棚は 靴以外にも色々しまえそうな 頼もしい容量ですね。

洗面所とトイレがまとまっていて 爽やかさすら感じる空間。 小窓から光も入ってきて 朝の身支度も気持ちよくできそうです。

優しいトーンと木目調の壁で ほっと安らぎのお風呂タイム。

コロン、カクッとした洗面ボウルに マットブラックの水栓のかわいさよ…！ こんなときめき、すごく大事。 ふと、団地だってことを忘れそうになる、

あちらの風景も、

こちらの風景も。

でも、紛れもなく、団地なんです。 窓の向こうに並ぶ、四角い窓、 そして、豊かな緑。

玄関スペースから パァッと明るいリビングへ繋がる感じも とても好きです。

建築家による設計、そして 既製品をなるべく使わずに

建具や小上がりなどすべて 熟練の職人さんによる 手仕事で仕上げたというこだわりだそうで なるほど、十分それが感じられますよね。

クールながらも、和の空気が 空間を柔らかくまろやかにしてくれて とても落ち着きます。

今までも物件ファンでいくつかご紹介してきた 鶴川団地の一室です。

団地内には商店街や図書館などもあり、 都心や鎌倉へのアクセスが良好というのも 魅力のひとつです。

こちら鶴川６丁目団地は、 住民の方々の自主管理によって 守られているのだそう。 管理会社に委託するのではなく、 自分たちの手で暮らしを整えていきたい… そんな思いを持った方に ぜひお勧めしたい環境です。

また、こちらの物件は 「三ツ星団地」認定物件で、 将来の買取価格が保証される 「買取保証オプション」という制度が 適用されています。 （適用の条件はリンク先をご参照ください） 今後、もしかしたら物件を手放す タイミングもあるかもしれないな…など、 ライフステージの変化があったときに 備えられるってちょっぴり安心。

唯一無二のリノベ部屋は、 昼と夜で違った表情を見せてくれそうで おうち時間が楽しみになりそう。

むしろ、ずっとこもっていたくなるかも…。 そんな危険もある、 侘び寂びの魅力を秘めた部屋は また新たな団地リノベのポテンシャルを 見せてくれた気がします。

★3D内見画像はこちらから