
レトロビルの螺旋階段を上がりきった先にある「ツン」なお部屋の「デレ」の部分(神奈川県平塚市24㎡の賃貸物件)
人でも動物でもお部屋でも ちょっと素っ気ないほうが、 のちのち惚れこんじゃうことが あったりします。 こういうの、「ツンデレ」って 言うんですよね。 玄関土間にキッチンの流し台。 扉の上には非常口の案内灯。 「居室」というより「事務所」といった おもむき。 そうそう、この「ツン」とした感じが いいんです。

10.5帖のワンルーム。 ん?間取り図左上の大きな丸が 気になりますが…。

こちらは螺旋階段でした。
3階までくるくると上ります。
ワンフロアにひと部屋の建物なので、
途中からはプライベートな空間です。
外から見ると螺旋階段の部分は、
見事な円柱。
茶色のタイルでおめかしされ、
どことなく可愛げがあるビル。
1987年築とのことで、ほどよい
レトロなたたずまいも、良い。
最初にお見せしたこのクールな
玄関とのギャップもたまりません。
空きビルだったのを、まるっと
全面リフォームしたそうです。
非常口の案内灯はあえて外さずに、
細かいところにビル感を
残しているのがポイント。
「ここが出口だよ」と教えてくれる
ピクトグラム。
ピクトさん好きには、たまらないな。
白い壁にナチュラルな色のフローリング。
黒い窓枠がいい具合に差し色に
なっている。
写真に写る大きな窓は南向き。 日当たりも良好です。

良く晴れた日には富士山が 見えるかもしれないとか。 なんてことだ、 思いがけないグッドルッキングビューは キュンとせざるを得ないじゃないですか。

玄関から見て死角があるワンルームは ゾーニングがしやすくていいですね。

例えば家具を置いてみると、こんな感じ。 窓際に置いたテーブルで、お食事や リモートワークをしたりできそう。 よく見ると天井にカーテンレールが 備え付けてありました。 カーテンを吊るせば、寝室を 隠すこともできる。

突き当りにもカーテンレール。 物干し竿がかけられるフックも 備え付けられています。 洗濯物を干したり、クローゼットにしたり 色々と活躍してくれそう。

ベッドを置いた場合のサイズ感は
こちらをご参考に。
ゆとりがあるので、カーテンを
吊るしても圧迫感が少なそうです。
サニタリーはでっぱりの部分に
集められています。
住まう人のことを考えて
良い動線になっている間取りは
「ツンデレ」でいうところの
「デレ」の部分でしょうか。
JR東海道本線、平塚駅からバスに乗り、
停留所からは徒歩2分。
共済病院のすぐ近くで、
市立公園や市役所に美術館、
広大な敷地の八幡宮も。
自転車を使えば
大型ショッピングモールにも近いです。
また、普段は安全の為、解放して
いませんが、相談すれば屋上に
上れるかもとのこと。
きっと富士山がきれいに
見えるのでしょうね。
レトロビルの螺旋階段を上がりきった 先にあるクールなお部屋。 シンプルでセンスのいい内装と 暮らしやすそうな動線に良い眺め。 結局のところ、「デレデレ」と なってしまう良きワンルームです。
文・葱山紫蘇子 大阪で娘3人息子1人と暮らす独り身。元劇団維新派役者竹山らいち、元ミニシアター従業員、元介護職。建物と書き出し小説と漫画と毛布のヘリが大好き。 Lit.Link

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