室内窓がある部屋というだけで ポイントが高いのに。

バルコニーの向こうには海が 広がっているだなんて、 なんて素敵なんでしょう！ 建物の前は線路なので さえぎるものもないし、 空と海がどこまでも続く、 心が穏やかになる景色。

お部屋は7階にあるので、電車の音も そこまで気にならないとのこと。 ここに住めばきっと、黄昏時に空を ぼんやり眺めるのが日課になるだろうな。

バルコニーはお部屋を囲むように L字型になっていて、 東側は緑の山になっています。 空と海の青に緑の借景で、 目も心も洗われるよう。

バルコニーは最初にお見せした、 室内窓のあるお部屋につながっていました。

ワークスペースにするなら お仕事の合間に、ふと景色を眺める時間が 豊かなものになるでしょうね。 寝室にすれば朝日を存分に浴びられそう。 中の様子がうかがいやすいから、 子ども部屋にするのも良さそうですね。

掲載元では2LDKにくわえて +”OG"(オーシャン＋グリーンビュー） と、紹介されていました。 うんうん、この海と緑は そう言いたくなります。

リビングは18帖。 左側は柵だけだから、イスに座っても オーシャンビューですね。 海を見ながら食べるご飯は 格別だろうな。

ソファーとダイニングテーブルを どちらに置こうか、楽しい悩みです。 掃き出し窓がちょうど良い位置に あるのでゾーニングしやすい。

お部屋の中に目を向ければ オーシャンビューならぬウィンドウビュー。 一番上は開閉するのかな。 白い壁に映える木枠の格子窓。 素敵すぎるたたずまいは、嬉しくて 見るたびにニコニコしてしまいます。 キッチンカウンターはオープンタイプ。

3くちコンロに、広いワークトップ。 収納はカウンター下だけのようです。 お部屋の雰囲気にぴったりな収納棚を 探しましょ。

リビング側の壁が高くなっていて、 流し台を見せない工夫が なされているのも、ありがたい。 おしゃれなカフェにいるかのように 過ごせそうです。

室内窓のお部屋は4.5帖。 東側の掃き出し窓は、 陽の光がたっぷり入ります。

風に揺れる緑の木々が目にさわやか。 人の目が少ないのも、贅沢だなあ。

奥には4.5帖が、もうひと部屋。 北側の角部屋で、東向きに窓があるので 採光も、それなりに。 寝室にしてもいいし、家族が少ないなら 書庫やクローゼットにするのも いいかもしれませんね。

サニタリーは居室と反対側に 集まっていて暮らしやすい間取りです。 清潔感のあるホワイトな洗面脱衣所。

木目調のアクセント壁が目を惹く、 おしゃれな浴室。

シンプルですっきりとしたトイレ。

団地を思わせるような、 少しレトロな玄関扉は 無骨な三和土とお似合いです。

1975年築とあって 少しノスタルジックなエントランス。 煉瓦タイルにバーガンディーの壁とは 洒落ています。

光の入り具合も絶妙ですね。 いつか、他の住人の方と仲良くなったら ここで、お茶飲み話とかできたらいいなあ。

神戸市は垂水区塩屋町。 塩屋駅と滝の茶屋駅、どちらも 10分以内です。 かつては外国人の住宅や 別荘地として愛されてきたエリア。 建物好きに有名な、旧グッケンハイム邸も すぐ近く。 見学会に音楽イベントなど お楽しみもたくさん。 素敵なカフェも多いんですよね。

三宮や大阪にもアクセス良く、 電車で12分の明石駅まで行けば、 高速船で淡路島へも簡単に 行けちゃいます。

「前から塩屋に住んでみたかったんです」 という物件ファンファンの方、 実は結構いらっしゃるのではないでしょうか。 なぜなら、私もそうだから…！ お手頃なお家賃で、室内窓にこの眺め。 移住を考えておられた方には うらやましいほどのチャンスです。

文・葱山紫蘇子 大阪で娘3人息子1人と暮らす独り身。元劇団維新派役者竹山らいち、元ミニシアター従業員、元介護職。建物と書き出し小説と漫画と毛布のヘリが大好き。 Lit.Link