初めてのひとり暮らしの部屋を
思い出そうとしても
部屋の特徴をあまり覚えていません。
ドアを開けたら目の前を
電車が走ってたなあ、というのは
覚えているんですけれども…。

こんな部屋だったら
何年経っても覚えてるだろうな。
淡いグレーのアクセントクロスに無垢床。
毎日、足の裏に感じていた
やさしい感触まで、
きっと忘れないと思います。

白格子の出窓にときめいて
窓辺にポトスやアイビー、
パキラの横にはテーブルヤシ。
簡単に育てられる観葉植物を
わっさり茂らせて
小さなオアシスを作ったと思います。

コンパクトだけれども、
「いいな」の要素を
組み込んでくれている。
右も左もわからない、
初めてのひとり暮らしのときに
この部屋にもし出会えていたら
人生の長い時間を過ごす
「お家」に対する考え方も
ちょっと変わってたかもなって思う。

収納はオープンです。
この一角に、選りすぐりの洋服を
吊り下げることになるわけですが

出窓のおかげで
セレクトショップのような
素敵なお部屋に仕上がりそうです。

こじんまりしたキッチンも
ミニチュアのようでかわいい。
まん丸の鏡が付いているということは
ここで身支度もしちゃうのかな。
吊り下げ棚には最低限の食器と
歯ブラシセットを置くんだろうな。

キッチンの隣に洗濯機置場、
その奥に玄関です。
姿見が付いていて、
小空間に気が利く工夫がたくさん。

靴箱の充実ぶりも
この部屋の懐の深さを
物語っているよう。
このキャパはうれしいな。

バスルームもピカピカです。
癒やしのリラックスタイムを
独占できる喜びも
初めての一人暮らしの醍醐味です。

トイレの床がモルタルっぽい色なのも
気遣っているなぁ〜と思いました。

最寄り駅は東急東横線の白楽駅だそうです。
駅を降りてすぐは活気にあふれる商店街、
という立地にもたまらなく惹かれます。
こんなお部屋が人生初の
一人暮らしのスタートだったら
きっと何年経っても
「好きな部屋だったな」と覚えていそう。