
「トオリニワ」という贅沢な余白のある生活。(京都市上京区59㎡の賃貸物件)
こちらは過去の物件です。アーカイブとしてお楽しみ下さい。
玄関を入ると、家の奥の庭まで
まっすぐにすーっと伸びる「通り庭」。

京町家の通り庭といえば、
台所のある「走り庭」などを含む
玄関から庭までつづく土間の総称ですが、

今回ご紹介するリノベ京町家では
玄関入ってすぐのいわゆる「店の間」が
ダイニングキッチンに変更され、
キッチンもそちら側に。
家の面積もそこまで広くないし、
ふつうなら「じゃあ通り庭を潰して
そのぶん居室を広くしよう」
ってな運びになりそうなものですが、

このお家はあえて
もともとあった通り庭を
尊重するプランを採用。
かつての「ミセ庭」や「走り庭」といった
機能をもたない、
純然たる光と風の通路として
通り庭を残してくれているのです。
場所は、いまも数多くの京町家が残る
西陣・千本中立売の交差点近く。

玄関を入ると左手にダイニング、
正面に土間がつづいていて、
どちらにも進めるし
どこからでも居室へ入れる
選択肢の豊かさと開放感に
気分が上がります。

素直に手前から居室へ上がると
約5帖のダイニングキッチン、
奥には6帖の和室。
サイズ感とデザインが
お部屋にぴったりフィットする
キッチンは使い勝手も良さそうで、

通りに面した側には造作ベンチが。
こちらのダイニングスペースに加え、

お隣の和室も床暖房完備というから
うれしいではありませんか。
当然ながら和室の脇にも
通り庭がつづいていて、
扉を閉めればこんな感じ。
ガラス戸が冷たい空気を遮りつつ
光はたっぷりと居室へ届けてくれます。

ところでお気づきでしょうか、
1階の居室はダイニングに
造作ベンチが備わってたり、
リビングが和室だったりと、
「座っている」ことを前提とした
空間設計になっています。

理由は、天井が低いから。
梁を現して天井高を確保しているものの、
それでもやっぱり梁の下端はやや低そう。
それがですよ、通り庭へ出ると、
このように火袋の部分が
すこーんと吹き抜けておりまして、

天井、高い! 明るい!!
比較的低い天井と超絶高い天井が隣り合った
思い切りのよいメリハリがたまりません。

通り庭の先には、濡れ縁とお庭が。
周囲が塀で囲まれているので
ご近所さんの目線を気にせずに
濡れ縁に腰かけていられそうです。
和室の奥はサニタリースペース。
トイレと洗面が同室で、

独立した浴室は細長い
ユニークなスペース。

バスタブがお庭の隣に突き出すような
つくりになっているので、
お湯に浸かりながら
庭の緑を眺めることができるんです。
すごい、よく考えられてるなあ。
つづいて2階へ上がると、

洋室と和室がひと部屋ずつ。

6.5帖の洋室は勾配天井に
おこもり感があり、寝室にぴったり。
収納も備わっています。
お隣の和室は3帖と
コンパクトなスペースながら、

繊細な縦の線が連なる障子の建具、
磨き丸太の床柱、中塗仕上げの壁など、
町家ならではの風情が感じられる仕様。

ほら、収納の引手もこんなに素敵です。
それにしても和室の室内窓や
2階の踊り場から見下ろした
通り庭の素敵なこと。
こうして遠くから、あるいは近くから
眺めて悦に入るもよし、
玄関から家の奥へのショートカットとして
おおいに活用するもよし、
あるいは小さなテーブルを置けば書斎にも。
特定の機能をもたない
通り庭という余白が
暮らしをほんのちょっと
豊かにしてくれる気がします。
まっすぐにすーっと伸びる「通り庭」。

京町家の通り庭といえば、
台所のある「走り庭」などを含む
玄関から庭までつづく土間の総称ですが、

今回ご紹介するリノベ京町家では
玄関入ってすぐのいわゆる「店の間」が
ダイニングキッチンに変更され、
キッチンもそちら側に。
家の面積もそこまで広くないし、
ふつうなら「じゃあ通り庭を潰して
そのぶん居室を広くしよう」
ってな運びになりそうなものですが、

このお家はあえて
もともとあった通り庭を
尊重するプランを採用。
かつての「ミセ庭」や「走り庭」といった
機能をもたない、
純然たる光と風の通路として
通り庭を残してくれているのです。

場所は、いまも数多くの京町家が残る
西陣・千本中立売の交差点近く。

玄関を入ると左手にダイニング、
正面に土間がつづいていて、
どちらにも進めるし
どこからでも居室へ入れる
選択肢の豊かさと開放感に
気分が上がります。

素直に手前から居室へ上がると
約5帖のダイニングキッチン、
奥には6帖の和室。

サイズ感とデザインが
お部屋にぴったりフィットする
キッチンは使い勝手も良さそうで、

通りに面した側には造作ベンチが。
こちらのダイニングスペースに加え、

お隣の和室も床暖房完備というから
うれしいではありませんか。

当然ながら和室の脇にも
通り庭がつづいていて、
扉を閉めればこんな感じ。
ガラス戸が冷たい空気を遮りつつ
光はたっぷりと居室へ届けてくれます。

ところでお気づきでしょうか、
1階の居室はダイニングに
造作ベンチが備わってたり、
リビングが和室だったりと、
「座っている」ことを前提とした
空間設計になっています。

理由は、天井が低いから。
梁を現して天井高を確保しているものの、
それでもやっぱり梁の下端はやや低そう。

それがですよ、通り庭へ出ると、
このように火袋の部分が
すこーんと吹き抜けておりまして、

天井、高い! 明るい!!
比較的低い天井と超絶高い天井が隣り合った
思い切りのよいメリハリがたまりません。

通り庭の先には、濡れ縁とお庭が。
周囲が塀で囲まれているので
ご近所さんの目線を気にせずに
濡れ縁に腰かけていられそうです。

和室の奥はサニタリースペース。
トイレと洗面が同室で、

独立した浴室は細長い
ユニークなスペース。

バスタブがお庭の隣に突き出すような
つくりになっているので、
お湯に浸かりながら
庭の緑を眺めることができるんです。
すごい、よく考えられてるなあ。

つづいて2階へ上がると、

洋室と和室がひと部屋ずつ。

6.5帖の洋室は勾配天井に
おこもり感があり、寝室にぴったり。
収納も備わっています。

お隣の和室は3帖と
コンパクトなスペースながら、

繊細な縦の線が連なる障子の建具、
磨き丸太の床柱、中塗仕上げの壁など、
町家ならではの風情が感じられる仕様。

ほら、収納の引手もこんなに素敵です。

それにしても和室の室内窓や
2階の踊り場から見下ろした
通り庭の素敵なこと。
こうして遠くから、あるいは近くから
眺めて悦に入るもよし、
玄関から家の奥へのショートカットとして
おおいに活用するもよし、
あるいは小さなテーブルを置けば書斎にも。
特定の機能をもたない
通り庭という余白が
暮らしをほんのちょっと
豊かにしてくれる気がします。

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