
大大阪時代の繁栄と文化をいまに伝えるレトロビルヂング (大阪市港区38㎡の賃貸物件)
1920年代半ばから30年代にかけて、
大阪市が人口、面積、工業出荷額で東京市を
凌駕し、日本を牽引していた「大大阪時代」。
市内は都市圏としてのインフラ整備が進み、
その繁栄にふさわしい建造物が
次々と建てられました。
たとえば中之島の大阪市中央公会堂。
ダイビル、北浜レトロビルヂング。
ヴォーリスが手がけた大丸心斎橋店。
「大阪の近代建築」といえば
市内中心部に集まっている
イメージがありますが
じつは市内のあちこちに点在していまして、

今回ご紹介するのもそのひとつ。
海遊館や天保山で知られる大阪港駅から
歩いて徒歩5分の場所にたたずむ
貴重な現役の近代建築「天満屋ビル」です。

このあたり、大阪市港区築港といえば
大阪の海の玄関口。
天満屋ビルは1935(昭和10)年、
海運業を営んでいた天満屋の
店舗兼住宅として建てられたそうです。

最大の特徴は、角地に沿って
美しいアールを描く外観でしょうか。
外壁を覆う黄褐色のスクラッチタイルや
経年した窓枠も味わい深いですね。
アール・デコ様式の雰囲気をもつ
こちらのビルは鉄筋コンクリート造りで、
それゆえに戦火や度重なる水害を
ものともせずここに建ち続けているのだとか。
だからでしょうか、レトロなかわいらしさ
以上に威厳と風格を感じてしまいます。
今回募集しているのは、
3階のテナント区画の青色で囲まれた部分。
おっと、アール状のコーナーが
含まれるスペースではないですか!

はやる気持ちを抑えて建物の中へ。
建物入口は2階なので
エントランスから1階分階段を上って
アプローチします。

それでは、気になるお部屋をどうぞ!
3.3mの高い天井に
ところどころ飴色になった
パーケットフロア。
ずらり並ぶスチールの窓からは
たっぷりと自然光が注ぎます。
想像していた以上に状態が良く、
懸念していたより改修されておらず、
まさに理想の経年具合。
この雰囲気を維持してくださって
ありがとうございますと言いたい。

わ、ここがアールのコーナーかな?
建物前が道路なので
視界に抜け感があります。

丸窓も、1920〜30年代の
近代建築ならではという感じ。
かつて使われていた暖炉の跡もあり、
建築当時はどんな人たちが
どんなふうにここを使っていたんだろうと
90年前に思いを馳せてしまいます。

翻って、いまここに入居できたなら
このすばらしい空間をどう活用しよう。
スタジオやアトリエ、古本屋もいいな。
事務所にする案も捨てがたい。

打ち合わせで訪ねてきたお客さん、
ここを見たらどんな顔するだろう。
パーケットフローリングが欠けていたり
スチールの窓が開閉しにくかったり、

改修が必要かもしれない箇所があったりと
やや不便なところもありますが、
それもまた味わいのうち。

そう思ってくれる人が
次へのバトンをつないでくれたらなあと
願わずにいられません。
大阪市が人口、面積、工業出荷額で東京市を
凌駕し、日本を牽引していた「大大阪時代」。
市内は都市圏としてのインフラ整備が進み、
その繁栄にふさわしい建造物が
次々と建てられました。
たとえば中之島の大阪市中央公会堂。
ダイビル、北浜レトロビルヂング。
ヴォーリスが手がけた大丸心斎橋店。
「大阪の近代建築」といえば
市内中心部に集まっている
イメージがありますが
じつは市内のあちこちに点在していまして、

今回ご紹介するのもそのひとつ。
海遊館や天保山で知られる大阪港駅から
歩いて徒歩5分の場所にたたずむ
貴重な現役の近代建築「天満屋ビル」です。

このあたり、大阪市港区築港といえば
大阪の海の玄関口。
天満屋ビルは1935(昭和10)年、
海運業を営んでいた天満屋の
店舗兼住宅として建てられたそうです。

最大の特徴は、角地に沿って
美しいアールを描く外観でしょうか。
外壁を覆う黄褐色のスクラッチタイルや
経年した窓枠も味わい深いですね。
アール・デコ様式の雰囲気をもつ
こちらのビルは鉄筋コンクリート造りで、
それゆえに戦火や度重なる水害を
ものともせずここに建ち続けているのだとか。
だからでしょうか、レトロなかわいらしさ
以上に威厳と風格を感じてしまいます。

今回募集しているのは、
3階のテナント区画の青色で囲まれた部分。
おっと、アール状のコーナーが
含まれるスペースではないですか!

はやる気持ちを抑えて建物の中へ。
建物入口は2階なので
エントランスから1階分階段を上って
アプローチします。

それでは、気になるお部屋をどうぞ!
3.3mの高い天井に
ところどころ飴色になった
パーケットフロア。
ずらり並ぶスチールの窓からは
たっぷりと自然光が注ぎます。

想像していた以上に状態が良く、
懸念していたより改修されておらず、
まさに理想の経年具合。
この雰囲気を維持してくださって
ありがとうございますと言いたい。

わ、ここがアールのコーナーかな?
建物前が道路なので
視界に抜け感があります。

丸窓も、1920〜30年代の
近代建築ならではという感じ。

かつて使われていた暖炉の跡もあり、
建築当時はどんな人たちが
どんなふうにここを使っていたんだろうと
90年前に思いを馳せてしまいます。

翻って、いまここに入居できたなら
このすばらしい空間をどう活用しよう。
スタジオやアトリエ、古本屋もいいな。
事務所にする案も捨てがたい。

打ち合わせで訪ねてきたお客さん、
ここを見たらどんな顔するだろう。

パーケットフローリングが欠けていたり
スチールの窓が開閉しにくかったり、

改修が必要かもしれない箇所があったりと
やや不便なところもありますが、
それもまた味わいのうち。

そう思ってくれる人が
次へのバトンをつないでくれたらなあと
願わずにいられません。

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