せっかく一人暮らしするんやったら ちょっとおもろい街のほうが、ええやん。 と、思っている方にうってつけ。 元は文化住宅の長屋だった一棟を まるっとリノベーションした 店舗と住居の複合施設 NAGAYArt（ナガヤート）。 スタイリッシュで住みよく、 しかも興味深いお店や場所が ご近所さんにいっぱいなのです。

15帖越えのビッグワンルーム。 しかもロフト付きとは嬉しいじゃ ありませんか。

2階のお部屋へは金網の入口からどうぞ。 1階のガラス扉はテナントになっています。

建物にマッチしたおしゃれな黒いポストが いきなり心をくすぐりますね。

階段は懐かしの急勾配。 手すりがあるので心配はご無用。

上がり切ると目に入るのは、 長屋がデザインに組み込まれた かわいいロゴの部屋番号。 募集中は左の202号室です。

室内はシンプルで、残された梁や柱が ほのかにレトロな、いい塩梅。 玄関を開けるとすぐにお部屋ですが、 目の前の筋交いがちょうどよい目隠し 代わりになってくれています。 布を貼ったり、ネットを取り付ければ ディスプレイコーナーにもなるかも。

縦長の間取りだから、 奥はダイニングキッチン、 手前は寝室とゾーニングしやすそう。

キッチンはピカピカのステンレス。 クールな業務用スタイルがいいんだなあ。 コンロはIHのものをご用意くださいませ。

キッチン横には洗濯機置き場があり 家事動線も優秀です。 左側のくぼみは収納として使えますよ。

キッチンの窓を開けると、社宅だった建物 を、丸ごとアーティステックにリノベした APartMENTさん。 物件ファンでも何度か、ご紹介済みです。

キッチンの反対側には 大きな窓とサニタリーたち。

と、その前に、堂々お部屋の真ん中にある ロフトを案内したい。

よく見ると天井が斜めに なっているんですね。 屋根裏感があって、 たまらなくワクワクしちゃいます。

寝床にするには落下防止の対策が 必要そうですが、 毛布や布団など、やわらかくて 軽いものを収納するのに 重宝しそうです。 ひとり暮らしでも、けっこう 季節の物って、ありますよね。

ベッドや収納用品は こちらの壁側へどうぞ。 窓を挟んで、左にシャワールーム、 右にトイレが配置されています。

トイレは温水洗浄便座付き。

でも、窓は木枠の型板ガラス戸 だったりして、レトロとハイテクの ハイブリッド・トイレです。

浴槽はありませんが 近くに銭湯があるので、 湯舟に浸かりたくなっても大丈夫。

シャワー室とトイレの間には 洗濯物を干せる ハンガーポールがありました。

窓を開けたところにもあるので、 外の風を当てたいものはこちらへ。

ここの窓の景色がなんともいいんですよね。 道幅が少し広くて、工場や倉庫っぽい 建物が並んでいて。

街の雰囲気も、どことなく郊外のような、 のんびりした空気感が 漂っている気がします。

地下鉄の駅から徒歩4分 かつては造船業で栄え、工場や工員の 住んでいた住居が多く残る地域。 近年はそれらの場を活用し、 アートの街として知られる北加賀屋。 美術館やクリエイティブセンターなど アーティステックな施設も多く。

おしゃれなカフェや BARなども増えつつあります。 こちらの1階にも、サンドウィッチ屋さんに チャイ屋さん、本屋さんが入っていますよ。 休日はうちの周りだけで完結しちゃいそう。

お値段もお手頃なうえに、 小型犬か猫ちゃん1匹までOKとのこと。 おもろい街の住みよい部屋。 えー、ちょっと、ええやんか、 って思った方は、ぜひお問い合わせを。

文・葱山紫蘇子 大阪で娘3人息子1人と暮らす独り身。元劇団維新派役者竹山らいち、元ミニシアター従業員、元介護職。建物と書き出し小説と漫画と毛布のヘリが大好き。 Lit.Link