和のテイストを丁寧に残したリノベーション。蔵と離れも付いた+αの空間を遊び尽くす(大阪府羽曳野市174㎡の売買物件)
まるでホテルのような上質な空間。 実はこちら、 戸建のリノベーション物件なんです。 凛とした佇まいは和室ならでは。 2間続きのもう一つの和室は 書院や床の間、違い棚などを備えた より格式高い空間です。 和室をあえて和室として残すことで もとの建物の良さを 最大限に活かしているように感じます。 細やかな細工のなされた障子などは、 今や作り手も減り、新築の物件では なかなかお目にかかれなく なってきました。 こういったものを選びとって 残してくれたということが うれしいですね。 こちらの和室は障子や襖で 縁側、そしてダイニングへつながります。 襖を開ければリビングのような 普段使いの空間として、 閉じればお客様を迎える 特別な空間として、フレキシブルに 活用できそうですね。 ダイニングルームは 木質の天井と無垢のフローリングの 風合いが優しい落ち着いた空間。 構造上、必要な筋交いもあえて現しに することで良いアクセントに なっています。 ダイニングのお隣は 9帖のゆとりあるキッチン。 これだけの広さがあれば 家族みんなで料理を楽しんだり、 お料理の教室を開いたりも できそうです。 Ⅱ型のキッチンは家具屋さんの 造作なのだそう。 窓際のキャビネットも高さ、 質感共に揃っているので 非常にすっきりとした印象です。 シンクのすぐ背面にコンロがあり、 くるりと振り返るだけで次の工程に 移れるのはやはり便利ですね。 食器や家電などがたくさん 置かれていて、生活感もあるのですが、 大半が棚の中に整然と納まり、 不思議と散らかった印象は感じません。 この懐の深さは実際に生活する上では 非常にありがたい。 さて、こちらのキッチン、 コンロのお隣には扉がついており…、 大きな土間空間へとつながります。 可動棚も完備されているので パントリーのようにも使えそうですね。 先ほどの土間空間はメインの玄関とは 別に設けられた2つ目の動線。 駐車スペースからも近いので、 買い物帰りの食材の整理も スムーズです。 広々としたメインの玄関は お客さんが多い方でも安心。 タイル張りのアクセントウォールや デザインされた階段の手すりなど 見どころの多い空間です。 1階にはそのほかに水回りスペースが。 年代物のデコラティブな扉と モザイクタイルをあしらった洗面台が よくマッチしています。 横長の鏡は歯を磨いている隣で ドライヤーをかけられるなど、 忙しい朝にもうれしい心遣い。 お風呂はシンプルなユニットバスと なっており、お手入れもラクラクです。 この物件は、残すところと 変えるところの塩梅が絶妙ですね。 2階に上がるとこちらはメインの洋室。 寄木細工のような パーケットフローリングが かわいらしいですね。 押し入れのほかに 奥には納戸もあるので、 収納に困ることはなさそうです。 洋室と続き間になった和室は 舟底天井が特徴的な空間。 こちらを寝室として利用しても よいかもしれませんね。 こちらの納戸も納戸にしてしまうのは もったいないくらいに魅力的。 入母屋屋根の特徴的な梁や小屋組みが 現しになった趣きのある空間です。 その入母屋屋根が折り重なるような 複雑な屋根が特徴的な外観。 当時の大工さんたちが 腕によりをかけて建てた 建物だということが伝わってきますね。 間取り図にも表記がありましたが、 この物件には母屋のほかに+αとして 蔵や離れも付属しています。 こちらの蔵も小屋組みを現しにした ダイナミックな空間となっています。 事務所やアトリエ、お店などにも ちょうどよさそうなサイズ感。 柱のない土間空間なのでDIYの 作業場などにも重宝しそうですね。 こちらの空間はなんと全面ブリキ貼り。 もともとは何かの貯蔵庫だったかと 思うのですが、 このインテリアをそのままに カフェスペースや貸しスタジオに しても面白そうです。 離れの方は傷みのある個所も ところどころありますが、 ポテンシャルは母屋にも 負けていません。 土壁や床の間の造作などは残しつつ 床や照明に手を入れれば それだけでかなり良い雰囲気に なりそうです。 母屋で暮らしながら、 蔵をDIYのベースにして離れを カフェにリノベーション。 その後は自分でお店を開いたり、 テナントとして貸し出したり…、 そんなワクワクする妄想が どんどん膨らんできてしまいます。 日本家屋の良さを残しつつ、 ところどころモダンなテイストを 取り入れたリノベーションの 素晴らしさもさることながら、 +αの蔵と離れの部分が すてきな物件でしたね。 住みながら使いかたを考えられる、 ある種バッファのような あそびの空間が、 人生をより豊かに してくれるのかもしれません。
完成見学会(事前に必ず予約してください) 【日時】 2025年1月25日(土)・26日(日) 10:00|11:00|13:00|14:00
【バスでご来場の場合】 ※近鉄バス「藤井寺駅前」~「学園前五丁目」停留所下車 徒歩10分 ※近鉄バス「恵我ノ荘駅前」~「郡戸」停留所下車 徒歩9分
【車でご来場の場合】 駐車場については別途ご連絡させていただきます。
【ご予約方法】 記事一番下の緑のボタン「この物件に問い合わせる」をクリックorタップして、お問い合わせフォームからご予約ください。その際に、(1)希望時間(2)ご来場人数(3)ご来場方法(車or電車orその他) をご記入ください。
文・佐藤シュン 浜松で設計事務所をやりながら、黒猫と暮らしています。
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