京都・銀閣寺そばの一軒家は、静謐で厳かでどこか懐かしい。(京都市左京区66㎡の売買物件)
京都市左京区。 銀閣寺の参道脇の小径を進んだ先。 緑が生い茂る中を 1分ほど歩くと ひっそりと佇むその家に 出会うことができます。 観光地のほど近くでありながら 静謐な空気感が漂う場所です。 和室を中心とした間取り。 築年は昭和37年と、 建物自体は長い年月を経ていて 改装も必要かもしれません。 けれど、部屋に差し込む光や 窓の外の木々を見るうちに 暮らしのイメージが 自然と湧いてくる気がします。 ほら、例えば 1階のお部屋は サッシを交換して お庭の緑がよく見えるように、とか。 でも、今はもう珍しくなってきた 型板ガラスも惜しいなぁ、なんて 思ったりもしながら。 木サッシに捻じ締り錠だって 大事に大事にとっておきたい。 思い切って 全面的にリノベーションするにしても お部屋のどこかに 畳は敷きたいな。 小上がりなんかも似合いそう。 外から差し込む光を お部屋全体に伝えてくれる ガラスの室内扉、というアイデアも ちゃんと引き継ぎたいと思うのです。 キッチンはお部屋の一番奥に。 せっかくならばお部屋の中心に 連れて行ってあげるのもいい。 それこそ、お庭が見える 特等席でお料理が出来たら きっと楽しい。
その向こうには きっと増築されたのであろう 浴室がちらりと見えますよ。 レトロな玉石タイルは ツボにはまる方も多いのでは? 昭和レトロを愛する方は 思い切ってこのまま使うのもありです。
もしくは 離れのようになっているのを活かして 防音室、趣味の部屋にするのもいいかも。 お部屋を中央で割るように どっしりと構える階段。 この木の風合いも 一朝一夕で出せるものではありません。 2階には和室が3部屋。 どの部屋にも窓があり 1階同様、いやそれ以上に たっぷりの光が入ります。 とくに、表通りに面したこちらのお部屋。 窓の前にある収納は ちょっとしたデスクのようにも使えそう。 もし改装するにしても 真似したくなる構成です。 ベンチにして読書スペース、なんて 絶対にお気に入りのポジションになる。 色々と改装の妄想をしておりますが もちろんこのままだってOK。 少々思い切った使い方もよしとして 創作用のアトリエにしちゃうとか レトロな旅館のつもりで 京都を訪れた際の セカンドハウスとしても 大活躍してくれそう。 なんて言ったって ここは京都の観光地のすぐそば。 桜の名所、哲学の道へは徒歩2分で 春は桜、夏は蛍に秋は紅葉。 冬の京都は寒いけれど 朝の澄んだ空気の中、 この道を歩く時間は きっと代えがたい心の栄養になるはず。 たくさんのお寺や神社、 カフェやギャラリーも点在するエリアなので ぷらりと目的を決めずに お散歩をするだけで 新たな場所との出会いもありそうです。 京都を感じて 歴史に触れて。 だけどお家にいる時は 周囲から一線を画して ひっそりと庭の紫陽花を愛でながら 自分だけの四季を楽しむ贅沢。
そんな日々が待っていると思うと この密やかに建つ一軒家に 一刻も早く手を伸ばしたくなるのです。
文・ほしりょうこ 散歩とビールと読書が好きな、元リフォーム屋さん。16年で9回の引越しを経験。もっぱら東京の西側にいます。 @hs_ryk
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