直線的な空間デザインのアクセントに
アールを一匙…というお部屋は
よく見かけますが、
これだけアールに埋め尽くされた
物件はめずらしいかもしれません。

上の写真だけでも
ダイニングの入口とベンチがアール。
とってもなめらかです。

でもね、外観はいたってシンプル。
阪急電鉄伊丹線 稲野駅から徒歩3分の
ヴィンテージマンションの一室。
マンションといっても
2階建てメゾネットの角部屋で、
専用のアプローチと
駐車スペースがあるほか

裏側には菜園のできる専用庭が広がり、
ほとんど戸建住宅のような感覚で
暮らせるのだそうですよ。

屋内はご覧のとおり、曲線だらけ。
1階はLDKと水回りとテラス、
2階はセカンドリビング+2部屋
または3部屋に仕切れる
可変性のある設計になっています。

玄関扉を開けると、いきなり
たくさんのアールがお目見え。
えっと、まず玄関框でしょ、
それから窓に、そもそも玄関扉の
周りもアーチ！
玄関の内側には花壇があり、
アールたちと一緒に草花が
出迎えてくれます。

玄関を上がれば、そこはLDK。

もちろんアールたちが印象的なのですが、
同じくらい目を引くのは
室内のそこかしこに配された木。
じつはこのお部屋、
「素材の地産地消」をテーマのひとつに、
神戸市の街路樹や間伐材を使って
デザインされたのだそうです。
天井の剥き出しコンクリートとの
相性も良いですね！

キッチンも、木の温もりに包まれた
オリジナルデザイン。

見た目がおしゃれなだけでなく、
使い勝手も申し分なしの
アイランドタイプでございます。

アールの窓とカーテン越しに
柔らかな光が注ぐリビングダイニング。
見切れていますが、写真手前には
アールのベンチがあるので、
いろいろなかたちで
家族の団らんを楽しめそうです。

階段から上は、お部屋の世界観が一変。
絨毯が敷かれた螺旋階段を上ると、
あら、うれしい！ ここにもまた花壇。

絨毯敷きのフロアの中央には
円形のセカンドリビングがあり、

ここを経由して
それぞれの居室へ入っていくという
ユニークなつくり。

お部屋には
造作のデスクスペースがあったり、

やっぱり随所にアールが
散りばめられていたり。
こちらのお部屋は2部屋に仕切ることも
できるようなので、家族の人数によって
調整したいところです。

お部屋の数や配置はふつうなのに、
曲線をふんだんに取り入れることで
家族がつながるメゾネット。
写真を見ているだけで、心も丸く、
穏やかになってくるから不思議です。