憧れたことがある人も、
そうでもなかった人も、
“洋館”という響きにはきっと
特別なものを感じるのでは？

欧米や南米、アジアの一部に残る
西欧文化が色濃く出た、
西洋建築様式の建物たち。

特に日本では
『西洋館』や『洋館』、
また神戸などでは『異人館』などと呼び、
幕末から戦後頃まで建てられたとか。

当時も今も日本では比較的珍しい存在。ただ局所的には
街の景色にずっと溶け込んできていました。
ここ神戸の北野町もそんな町の一つ。

そしてこの物件は、
北野町の中心地とも言える
北野町中公園のすぐ近くに建っていて、

ベイウィンドウが
とても印象的な外観をしています。

外からはもちろん

中から見ても印象的。

あと、
外壁と緑の雨戸のコントラストも
可愛くていいですよね。

都度修繕されてきたようで、
ところどころに新しい壁材も。

ただやはり全体的に
経年による変化や劣化なども感じられて

いち早く手入れを進めて
ぜひこの素敵な感じに
息吹を入れなおして欲しい。

それらは室内も同じで、
やはりところどころに
まぁまぁな痛みが見受けられる。

手さえきちんと入れていけば
古さは素敵さになっていくので、
期待したい！

間取りは9DKとなるのかな。

リビングにするとかダイニングにするとかは
修繕して行く中で
決めていけばいいのかなと。

家事室的な狭めのお部屋があったり

秘密の小部屋のような空間も。

比較的
修繕が軽く済みそうなお部屋もあり、
しばらくはそこを拠点にするとして

購入後はともかく
躯体と水回りとの修繕を優先して

お風呂場、トイレ、キッチン、洗面所を
なおしていくのがいい気がします。

お部屋や建物の表面を触るのとは
ちょっと違いますからね、躯体と水回り。

もちろん一気に全てやり切る
もありだとは思うのです。

状態を鑑みるなら、ね。

でも…
できればこう…造作を愛でながら、
来歴を辿りながら…
こう直そう、こう仕上げよう、
こう使おうと
あーでもないこーでもないとするのが
それ以降の良いお付き合いになるのでは？
と思っております。

何よりせっかく
洋館に手を入れる選択肢を手に入れ
あまつさえ　その選択肢を採用するという
大贅沢を手に入れたわけですからね。

存分に物件との対話を楽しみ尽くしてほしいなと。