漆喰の壁と、天然木の腰壁。
勾配天井を支える杉の梁や柱。
異国情緒しかないことでおなじみの
山王坂アパートメントに
空き部屋が出ましたよ！

映画の世界に迷い込んだかのような錯覚は、
スロープのついた石段を上がって
建物が視界に入った瞬間からはじまります。
植栽に囲まれたアプローチの先にたたずむ
塗り壁と三角屋根の邸宅。
イギリスの片田舎にあるマナーホテルを
イメージしたと聞けば
もう、そうだとしか思えません。
（イギリス行ったことないけど）

近づけば、壁をつたう蔓薔薇や
小さな花をつけた植物たちがお出迎え。

アメリカのクラフトマンが手がけた
アイアンの門柱を開けて、建物の中へ。
壁にかかっているのは、
アンティークバッグの形をしたポスト。
こんなの見たことない！

その先につづく石張りの床を進めば、
ここが日本だということを
完全に忘れてしまいそう。

今回募集中の2階のお部屋へは、
こちらの階段を使って。

木製の玄関扉にもドアハンドルにも、
エントランスとおそろいの
アンティークバッグの郵便受けにも、
半端ないこだわりを感じます。
仮にこれが映画のセットだとしたら
美術さんを称賛するレベル。

お部屋はロフト付きのワンルーム。
間取り図は見慣れた
日本の賃貸物件のようですが、

もちろん室内も抜かりなく。
玄関扉を開けると
いきなりこの光景が広がります。
完全に中世のヨーロッパ…！

このリアルなアンティーク感は
フランス漆喰と天然木の腰壁、
それに樹齢150年を超える
ウエスタンレッドシダーを用いた
梁や柱によるもの。

木枠にはまった上げ下げ窓、

アイアン調の黒いカーテンレール、

白い天板のキッチンと、
どこを見ても現実に引き戻される
要素が皆無なんです。
コンロがIHなのはご愛嬌、
というかありがたい。
便利なテクノロジーは
どんどん取り入れていくスタイルです。

お風呂も追焚機能と浴室乾燥機付きで
快適なバスタイムを約束してくれる一方、

水栓のデザインは素敵にレトロ。

トイレもデザイン性と機能性が
絶妙なバランスで、

洗面台はデザイン要素多め。
なんですか、このかわいらしすぎる
洗面ボウルと水栓は！
キッチンとリンクした
デザインなのもうれしいですね。

さすがにクローゼットの扉は
一般的なやつだろうと思いきや、
この作り込みよう。
本当に一分の隙もありません。

クローゼットの前にある階段を
上った先は、ロフト。
勾配天井でおこもり感がありますが、
5.3帖の広さなので
ベッドも置けちゃいそう。

場所は埼玉県富士見市。
最寄り駅から池袋駅まで約30分、
渋谷駅や新宿三丁目駅までは約40分で、
想像したよりも好アクセス。

通勤通学が都内でも、
1時間で中世のマナーホテルと日常を
行き来できると思えば
むしろ近い…のではないでしょうか。